- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784534045393
感想・レビュー・書評
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[出典]
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発行から年月が経っており、日進月歩のファイナンス世界では古いと捉われがちになるかもしれないが、トレンドの内容ではなく、基礎的内容を書いているから、気にならない。
そして、内容も複雑とは感じられず読みやすい書籍だと思った。
血肉化させるには数回読み繰返しがひつようではあるが、手元に持っておきたいと感じた1冊 -
「金融全体を理解するフレームワーク」という、より本質的な能力の習得を目的とする1冊。
具体的には、
(1)実体経済
(2)金融市場
(3)リスク管理
(4)新金融技術
という4つのファクターと、それらの関係性が金融の総体を形成しているという「金融の仕組み」を解説したのち、以下のように各論を掘り下げていく。
◎金利はどのようにして決まるのか?
◎株価と金利、株価と信用力の関係
◎金融市場における「信認」の重要性
◎「GDP」「景気動向指数」「雇用統計」などの見方
◎経済動向を左右する「インフレ率」と「生産性」とは?
◎CDS、仕組債、ABSなどの新金融技術のしくみ
◎「リスク管理」が市場の下落を引き起こす理由は?
◎金融危機で消滅した「分散効果」とは?
◎プロスペクト理論が説明する「損切りができない心理」
◎相場変動を生み出す「サイクル」と「自己増幅作用」
◎バブルや恐慌、金融危機のメカニズム
基本的な知識が身につくだけでなく、株価が○%下がったというニュースを聞いたときに、それが実体経済の何を反映し、実体経済に対してどのような影響をもつのか、といったことを筋道立てて考えられるようになる本、
複雑な経済情勢に対応できる「金融のプロの思考法」を身につけられる。 -
とても良い。
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分かりやすく書かれているが、読了後の満足感はない。
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金融の基礎について、金融について詳しくない人にも簡単に概要が理解できるようにわかりやすく書かれていると思う。
しかし本書を読んだ後でも、金融についてよく理解できたという気がしない。
それはやはり、自分自身が日常において投資等を行っていないこともあるが、それ以上にそもそもの金融に関する各種の理屈が、定性的な議論にとどまっていることによるものと思う。
したがってこれは本書の問題ではなく、その他の本を読んでも感じる共通の感想だろう。
このような状況である程度自分なりにわかった気になるには、やはりこの種の本を何冊も読みつつ、自分自身も投資を行い、その中で自分なりの理屈を作り上げる必要があるのだろう。 -
金融の入門書としてはとても良質!!
デリバティブとか金融ワードに拒否反応が出てましたが、
理屈から教えてくれるので、気持ちよく知識を深めることができました。
おススメですb -
*再読は、不要