色と配色がわかる本

著者 :
  • 日本実業出版社
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本棚登録 : 91
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784534049063

感想・レビュー・書評

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  • 色(光)の物理的な特性と、身体に与える生理的な影響が説明されている。
    色彩の科学的な観点からの入門書としては読みやすかった。
    著者が作成された「カラーイメージチャート」を配色の根拠・指針として提示されている。
    科学的な根拠をベースに配色は選択すべき、という著者の考えが述べられているが、
    各色の説明とカラーイメージチャートで示されている配色の根拠は示されていないのは気になった。
    (ページ数の関係から割愛されているとも思うが。)

  • 配置場所:摂枚普通図書
    請求記号:757.3||N
    資料ID:95120399

  • No.702

  • 仕事で色関係のソフト開発に関わることになったので読んでみた。ところどころ、色の説明なのにモノクロで書かれてあるページがあった。全編、カラーページのほうがよかったんじゃないかと思うのだけど・・・。
    この本が出版されたのは2012年の1月らしく、つまりこの本が書かれたのは2011年の後半だと思うのだけど、その時に書かれた本書によると、今は「赤の時代」らしい。そういえば、自分が2011年の秋に買った(今使ってる)パソコンも赤だ。確かに、パソコンは黒と白(シルバー)が多いものの、次に多いのは赤な気はする。
    ところで虹色というのは日本のみ7色(赤、橙、黄、緑、青、藍、村崎)で海外では一般的に藍色がない6色らしい。日本では藍は日本を象徴する色という説明があるのだけれども、スペクトルを発見したニュートンは7色と考えていたらしい。むしろそう考えると、なんで海外では6色なのかと・・・。
    インクでは黒色をKとあらわしているけれど、これは『Key tone』の略だと初めて知った。てっきり、普通にblackの最後のKから来てるのかと思ってました(Bだとblueと紛らわしいとかでKになったんだとばかり・・・)。
    本書によると、マンセル色立体やゲーテの色相環というのはおかしいらしい。赤と紫では波長が全くことなるのに近くにあり、その間に赤紫なんてスペクトルにはない色が使われているからとのこと。ただ、これを矛盾があるというのはなんだか違う気がするのだけれども・・・。本書はやけに科学的だとか科学的じゃないとかいうことを書いてあって、逆に怪しく感じる部分があった。
    ところで、朝に好きな色を選んでもらい、夜にもう一度選んでもらうと異なる色を選ぶという人が半数いるという調査だけど、その半数の人は朝と違う色を選んでいるということに気づいていたのだろうか。自分なら、適当に選ばれると思われたらまずいと思って、朝と同じのを選びそうな気がする。

    ところで、昔から歴史の知識に疎い自分。本書の本題とはほとんど関係ないのだけど、昔の日本には女性天皇がいたと知って驚いた。なんで男だけになったんだろう。

  • 2号掲載【配置場所】工大一般図書【請求記号】757.3||N【資料ID】91114500

  • 実際の配色を考えた参考本
    通常の配色関係の本と異なり、カラーサンプルが沢山載っている訳ではない
    色彩検定3級の内容を噛み砕いて解説していて、
    初心者にもとっつきやすい内容だと思いました

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著者プロフィール

デジタルハリウッド大学名誉教授・大学院教授。先端色彩研究室室長。
金沢美術工芸大学産業美術学科卒業。 1968年よりデザイン教育に携わる一方でグラフィックデザイナーとして活躍。
研究テーマはデザイン理論と表現技術。
長年にわたる研究と「カラーイメージチャート」によって、実戦向きのデジタル色彩システムを実用化させた。
国内10万人以上が「カラーイメージチャート」による配色を行っており、デジタル色彩システムは高い評価を得ている。
特に中国での普及は目覚ましいものがある。中国の大学でも教鞭を執り、デザイン教育に力を注いでいる。
中国メディア大学・上海音楽学院教授。
日本カラーイメージ協会・国際カラーイメージ協会理事長。色彩関連著書多数。

「2020年 『日本の美しいことばと配色』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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