- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784534053756
感想・レビュー・書評
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文章術の大家、山口拓朗さんの著書。
この本では、書く前の準備に重点が置かれています。
文章の出来は書く前の準備で8割決まってしまいます。
それだけ準備をしっかりやる必要があるのですが、プロと違って素人はそこを疎かにしてしまい、いきなり書き始めてしまいます。
準備をしっかりすることで文章の質を上げる、やまたくさんの文章ノウハウを惜しげもなく披露してくれている本書、作家やブロガーだけでなく、論文やレポート等普段文章を書くことがある人全員に読んでほしい本です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
文章術だけでなく、文章を書く前の情報収集の仕方にも重点を置いて書いた本です。
ブログのような記事を書く方だけでなく、企画やSNS運用などをされている方にとっても、情報収集に関してなどは勉強になると思います。
また「文章は読み手に貢献すること」という文章への向き合い方から教えてくれるので、文章をすでに頻繁に書いている人にとっても改めて大事なことを再認識できる内容になっています。
「何を書けばいいのかわからない」「文章がうまく書けない」という悩みを持つ方にとっては、この本が解決してくれると思います。 -
心に残ったフレーズは、
「人は見た目が9割。文章も見た目が9割」
という部分。
WEB上の文章やビジネスメールにおいて、
・改行なし、漢字ばかりの文字壁職人
・句読点なしの相手目線ゼロの人
をよく見かける。
いわずもがな見た瞬間にそっ閉じ確定である。
そういった暗黙知の部分を言語化されていて、背筋がピンと伸びる内容だった。
テクノロジーが発達し、WEB上で完結することが多くなったいま、
「文字」でのコミュニケーションの重要性・必要性は以前にも増している。
そういった意味で、全人類が一度は読むべき。 -
よかった。文章を書きたいけど書けないと思っている人は読んだ方がいい。
小説作成の参考にはならない -
当たり前ではあるが、文章を書く上での基本。
まさに決定版。
読者への貢献や、その人の個性が表れるような書き方まで。
これを忠実に再現すれば、確実に読みたい文章になる。 -
読む人への貢献をする。つまり、読み手にとって必要な体験をさせる。
読み終わったときの読者の読後感から逆算して、文章の目的を決める。
不必要な接続詞はなるべく削除する