仕事で必要な「本当のコミュニケーション能力」はどう身につければいいのか?

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  • 日本実業出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784534055170

感想・レビュー・書評

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  • コミュニケーションというと、上手く話そうとかつい自分本位で考えがち。相手のことを敬意を持って深く知ろうとする姿勢であり、それは気が利くってことなんだな。

  • 「結局、コミュニケーション能力って、言ってしまえば『気が利くかどうか』です」

    企業におけるコミュニケーションの目的は「一緒にいて楽しい」ではない。
    「一緒に仕事をして成果が出る」なのである。

    「1を聞くと、10の質問が浮かぶ」のが、「1を聞いて10を知る人」の実態である。

    依頼における品質管理は、最初の段階でどの程度のものがほしい」かをきっちり明確に示すことが肝心なのだ。

    コミュニケーションとは、「相手の求めることに気づき、それを提供する行為」と言ってよいでしょう。

  • コミュニケーション能力について広く論じています。

  •  著者によると、コミュニケーション能力の本質は自分自身を俯瞰する能力である、とこのと。
    •自分の発言に対して相手がどんな印象を持つのか
    •相手の価値観と自分の価値観の相違は何か
    •自分にとっての正義がどれほど相手にとって受け入れられるのか、を考えてコミュニケーションをとりたいと思った。

     また、しょせん人と人は分かり合えず、自分はコミュニケーション能力が低いのだから、相手のことを誤解しているかもしれないと常に思い、相手のことをひたすら深く知ろうとする姿勢を大切にしたい

    ◎その他ためになった項目
    ⭐︎きちんと質問できる人
    ⭐︎話が浅い人 
    ⭐︎人にアドバイスするときに気をつけたいこと
    ⭐︎承認欲求を自己のコントロール下に置いてる人
    ⭐︎知的であるかどうかの特徴
    ⭐︎上から目線の人の特徴
    ⭐︎こんな人は会議に参加させてはいけない

  • コミュニケーションとは相手が求めることに気づき、それを提供する行為

  • ●読もうと思った理由
    コミュニケーション能力とはそもそも何なのかということをしっかり学びたいと思ったから。それを知ることができればひとつひとつのコミュニケーションに対して自分なりに意味を見出すことができるため、目的がはっきりしてその達成のためにどうすればいいだろうと考えるようになって行動が具体的になっていくと思う。日頃からできること・実践法も本に書いてあるとのことだから参考にして実践してみたい。

    ●感想
    コミュニケーション能力を上げるための小手先のテクニックのようなものが書かれている本ではなく、主にコミュニケーション能力についての著者のさまざまな考え方を知ることができてよかった。コミュニケーション能力という曖昧な言葉が著者なりに言語化されていたため、スッと自分の中に入ってきた。この本で得られたコミュニケーション能力に対しての考え方をもとにして、どうすればいいのか?ということを自分なりに突き詰めていきたい、そんなふうに思わせてくれた本だった。

    ⚪︎著者の考えるコミュニケーション能力の本質
    →「自分自身を俯瞰する能力」
    ・自分の発言に対して相手がどのような印象を持つのか
    ・相手の価値観と自分の価値観の相違は何か
    ・自分にとっての正義がどれほど相手にとって受け入れられるか
    というようなことに対して想像が及ぶこと。
    ⚪︎著者の考える「コミュニケーション能力」
    →うまく話す能力でも、相手に気に入られるテクニックでもなく「相手のことをひたすら深く知ろうとする」姿勢。
    ⚪︎「しょせん、人と人は分かり合えない、そして自分はさらにコミュニケーション能力が低いのだから、相手のことを誤解しているかもしれない」と、常に思える人こそ本当は最もコミュニケーション能力が高いのである。

    ●実践してみたいこと
    ⚪︎良好な人間関係を保つために最も重要なのは敬意。必要なのは、その人何かしらの強みを見ることができるか、目の前の誰かを敬うということを自然とできるか。
    ➡️まずは、あらゆる初対面の人に敬意を表すためにしっかりした敬語を学びたいと思った。
    そして、相手との対話の際は、相手の強み・尊敬できる部分を見つけるところに注目できるようにしたいと思った。
    ➡️
    ・他の本で敬語を学ぶ
    ・相手の強み・尊敬できる部分を引き出せる会話を意識する

    ⚪︎知ったかぶりよりも知らないふり。知っていても簡単に話さない。対人系の仕事の鉄則。
    ➡️これは実践できそうだと思った。たしかに知っているというよりも、知らないふりをすることでもっと詳しいことを聞けたり相手なりの考えを聞けそう。

    ⚪︎相談ベタとは、悩みがはっきりしないと相談してはいけない、と思う人のこと。
    ➡️まさに自分だなと思った。父やLDSの人ならこういうことを相談できそう。

    ⚪︎ 「すぐに聞きに来る、できる人」の特徴
    ・自分の意見を持って質問してる
    →自分の意見相手にを伝えた上で質問してる。あらかじめ、「自分は何がわからないか?」を紙などにまとめとくとよい
    ・何度も同じ質問をしない
    →きちんとメモをとっておく
    ・「どうすればいいですか?」と言わない
    →聞くべきことを絞って、主体的に自分がやるべきことを整理しておく
    ・教えてもらったことを確認する
    →教えてもらったことを咀嚼して自分の言葉に直してみる
    ・目的を添えて聞く
    →質問する目的を添えると質問の精度が上がる
    ➡️質問する際に意識したい。
    まずは、紙に自分の分からないことを言語化して書き出してみて、自分の持っている疑問点とそれに対する自分なりの考えをまとめてから聞く。
    そして、聞いたらしっかりメモしておき、それを咀嚼して自分の言葉に直してみて分からないところがあればまた質問してみるという感じ。

    ⚪︎自慢話を軽く聞けるようになるには、自分の中の劣等感と向き合うことが肝心。人の話を聞いて、なんかザワザワすると思ったらまずは自分の欲を掘り出し、ほんとにそれが羨ましいのか冷静に考えてみる。
    ➡️自慢話を聞く際、参考にしたい。なぜ、自分はその話を自慢と感じるのか考えて振り返る機会にする。

  • 働く上でのコミュニケーションはどうあればよいのか。
    相手の要求を見出そう、聞き取ろう、受け止めようとする気配り、相手をひたすら深く知ろうとする姿勢・意識の大切さをベースに、自分の中に取り込もうと思って聞く、質問で双方向のコミュニケーションをとる、モヤモヤ状態で相談する、質問は目的を添えて・自分の意見を持って・一度で・聞くことを絞って・内容の再確認をしながら聞くなどの具体的スキルが紹介されている。
    相手に役立とうとする意識は、自分の知識の提供よりもむしろ、相手の要求をしっかり受け止めて話を聞くことなのだと感じた。
    19-43

  • コミュニケーションの本質について書かれた本。敬意を大切に相手を知りたいと思った。

  • さまざまな人の会話が出てきて参考になる。
    が、人にアドバイスするときは、自分がこう思うではなく、あの人が~あの本が~と言うと通りやすいと書いてあって。先に出てきた会話ははたして・・・と思ってしまった。

    就職面接での受け答えの事例や、人事の考え方が書かれており参考になった。就職活動している人にお薦めできそう。

  • コミュニケーション能力の本ではあるが、リーダーシップや提案力といった広範なビジネススキルのTips集といった感じ。著者の「頭のいい人が話す前に考えてること」の方を読んだ方がいい。

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著者プロフィール

1975年東京都生まれ。筑波大学環境科学研究科修了。世界4大会計事務所の1つである、Deloitteに入社し、12年間コンサルティングに従事。
在職中、社内ベンチャーであるトーマツイノベーション株式会社の立ち上げに参画し、東京支社長、大阪支社長を歴任。大企業、中小企業あわせて1000社以上に訪問し、10000人以上のビジネスパーソンとともに仕事をする。
その後、起業して、仕事、マネジメントに関するメディア「Books&Apps」(累計1億2000万PV、月間PV数200万にのぼる)を運営する一方で、企業の現場でコンサル ティング活動を行う。

「2023年 『頭のいい人が話す前に考えていること』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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