9割捨てて10倍伝わる「要約力」

著者 :
  • 日本実業出版社
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感想 : 57
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784534057914

感想・レビュー・書評

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  • 相手を説得させて動かすには、『要約力』が必要。要約力とは情報のポイントをおさえ、相手に簡潔に短く伝える力のことだ。要約力を上げるには3つのステップを鍛えなければいけない。1step情報収集→2step情報整理→3step情報の伝達だ。これらの3stepを鍛えて要約力を向上させるメソッドが本書に書かれている。

    STEP1【情報収集】
    観察して本質を捉える
    MECE
    俯瞰的にみる
    具体情報と抽象情報を意識して収集
    正しいソースから

    STEP2【情報整理】
    情報をグループ化する
    →相手のニーズに合わせて優先順位をつける

    STEP3【情報伝達】
    相手のニーズに合った情報を伝える
    死んでもこれだけは言っておく!を意識
    短く簡潔に
    伝え方の型を使う
    *結論→理由→詳細で伝える
    *列挙型で伝える

  • 伝え方のノウハウをまとめた本。仕事で評価されるためには必ず押さえておきたい内容が詰まっている。普段結論は何?、とかそれ何の話?とよく言われる人は必読の本である。

    ひとつ個人的な見解を付け加えると、結論から言う話し方は、プライベートで妻など対女性に対しては余り使わない方が良いと思う。自分が話す場合は良いが、聞く立場になった時に結論は?とか言うと間違いなく相手は不機嫌になります。状況に応じて使い分けるのが得策です。

  • 印象に残った項目が2つあった。
    一つ目は、届ける相手のニーズを満たすと、驚くほど伝わる。報告や相談をする時は、相手の時間を奪う事を意識し、分かりやすく簡潔に伝える事を意識していた。でも、相手に対し、その人が何を聞きたいのか?を踏まえず、誰に対しても同じ事をしていた。
    先ずは相手のニーズを見極める。そして、それに対し簡潔に伝える。これが出来る様に努力しよう!
    二つ目、観察力と洞察力。
    観察力とは目に見える情報、洞察力とは目に見えない本質。本質を理解出来る様に、徹底的に観察し、そこからどれだけの気付きを発見出来るかが重要だと感じた。

  • 死んでもこれだけは、言っておく!
    これを、見つける事。

    幹➡️枝➡️葉
    この順番を見極める

    話し方のテンプレート
    用件+結論優先型
    列挙型

  • SNSが普及し誰もが発信する現代。
    プライベートでも仕事でも他者に何かを伝える機会は多くなりました。
    どうすれば相手にうまく伝えることができるか、
    そのヒントを得るために本書を入手しました。

    読んで感じたのは非常に読みやすく、わかりやすい。
    本書自体が冗長ではなくポイントを押さえているからです。

    ただ単に理論を説くのではなく、
    よい例、悪い例を示しながら解説していて理解しやすいです。

    口頭でも文章でも、なかなか相手にわかってもらえない、
    そんな悩みに対する解決策が得られると思います。

    本書に書かれているポイントを取り入れ、日々トレーニングすれば、
    情報伝達に悩める人もそうでない人も
    着実にレベルアップできると期待できる一冊です。

  • 要約力を活かして、メール、文書、ブログを書きたい人にオススメの本です。本書では、なぜ要約が必要なのかや要約のやり方など、詳しく載っています。

    高度情報化社会の現代、短い文書を書けることは大事なことです。時間を削減するためにも。

    要約が苦手な人には本書は必見です。仕事や人間関係、プレゼンテーションなど様々な機会で活かせます。本書には、読まない人はもったいないと思うくらい有益な情報が詰まっています。

  • 「要約力」とは、情報のポイントをつかみ、場面に応じて、簡潔かつ論理的にアウトプットする能力のこと。
    「要約力」を強化することは、スピード社会に適応するための最善策であり、相手に「よくまとまっている情報」をわたせることで相手の仕事の負担を減らすことを可能にする。
    要約の3つのステップ、①情報収集→②情報整理→③情報伝達の各ステップについて詳細が書かれている。

  • すごく読みやすかったです。要約の本って感じです

  • 要約力、つまりは人に伝える力を高めるコツについて書いてある本。
    要約する際に1番大切なことは、その目的と受け取る相手を明確にすること。
    本書は①情報収集②情報整理③情報伝達の3つのステップについて、章ごとに詳しく述べられている。
    読書量の多い方だと、すでに知っている知識が多いかもしれないが、頭の再整理にはよい本かと思う。

  • 長い文章を簡潔にまとめる要約テクニックについて解説した一冊。リモートワークが増えてきたことで、slack・chatworkなどでのテキストコミュニケーションはもちろん、zoomなどでのオンンライン会話の際にもまとめて一回で相手に(言いたいことを)伝えるスキルが重要になってきた今の時代に最適な内容。情報収集・情報整理・情報伝達の3ステップに分けて、実例交えて詳しく説明されており、非常にわかりやすかった。

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著者プロフィール

伝える力【話す・書く】研究所所長/山口拓朗ライティングサロン主宰
出版社で編集者・記者を務めたのちに独立。25年間で3500件以上の取材・執筆歴がある。現在は執筆活動に加え、講演や研修を通じて「論理的なビジネス文章の書き方」「好意と信頼を獲得するメールの書き方」「売れるセールス文章&キャッチコピーの作り方」「集客につなげるブログ発信術」など実践的ノウハウを提供。2016年からは300万人のフォロワーをもつ中国企業「行動派」に招聘され、中国の6大都市で「Super Writer養成講座」を定期開催中。著書に『「9マス」で悩まず書ける文章術』(総合法令出版)、『伝わる文章が「速く」「思い通り」に書ける 87の法則』(明日香出版社)、『9割捨てて10倍伝わる「要約力」』(日本実業出版社)、『会社では教えてもらえない ムダゼロ・ミスゼロの人の伝え方のキホン』(すばる舎)などがある。文章作成の本質をとらえたノウハウは言語の壁を超えて高く評価されており、中国、台湾、韓国など海外でも翻訳されている。

「2021年 『1日1分で文章が勝手にうまくなる本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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