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- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784535523951
作品紹介・あらすじ
離婚後の子に対する「共同親権/監護」の導入は真に子の利益になるのか?その問題点を明らかにし、法改正の是非を論じる。
感想・レビュー・書評
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細かなアラは随所に見られるが全体としては「共同親権」論の問題点がわかりやすく記載されていてよかった。
共著なので担当する章により文体などにバラツキがあるのはしかたないけど、事実と評価がごっちゃになってしまっていたりエビデンスに基づかない主観の開陳と見られる部分が散見される章があったのは残念。実務家としての経験に照らしての見解であればそのように断りを入れるべきだろう。
この問題についての基本的な議論を把握するためであれば、1章と4章でデメリットを把握し、3章で立法事実がないことを把握しつつ2章で現行法で「共同親権」的な共同監護が可能であることを抑えれば足りる。6章の比較法学的な観点は面白いけど他の章でも断片的に触れられており、その他の章は優先度が低いという印象。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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