社会シミュレーションの技法: 政治・経済・社会をめぐる思考技術のフロンティア
- 日本評論社 (2003年2月1日発売)
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感想 : 4件
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- Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
- / ISBN・EAN: 9784535552418
作品紹介・あらすじ
複雑な社会現象を理解・予測するための入門ガイド。基礎から応用までをわかりやすく解説。
感想・レビュー・書評
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シミュレーションとは何かや、シミュレーションを用いる意義、シミュレーションによる「構成的理解」とはどういうことか等について、文献から学んでください。
第1・2章詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
非線形のシステムは、多くの場合、システムの振る舞いを予測する上で必要となる解を導き出せる方程式が存在しない。非線形のシステムを探求する唯一の効果的な方法は、モデルを作成してシミュレーションを動かすことで、対象を再現すること。(どんなに探究しても、例えば株式市場の暴落のタイミングを予測すること等は原理的に不可能)
モデルの設計で最も難しいのは、何を組み込んで何を省くのかを決めること。モデルの複雑性(精度)をどの程度にするか、という問題は、技術と経験の問題であり、研究スタイルの問題であり、入手可能なデータ量の問題である。
一般的に、シミュレーションの目的が予測にある場合には、精度(モデルに組み込むデータと仮定の多さ)が重要となり、目的が理解にある場合には単純さが重要となる。 -
社会シミュレーションをする際に,どうやってモデル化すればよいのか
とても参考になった
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