金融リスクのすべてがわかる本

著者 :
  • 日本評論社
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  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784535554795

感想・レビュー・書評

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  • 一般的に"リスク"とは数学的にボラティリティのことを指す。世の中にはどうなるか分からないことだらけである。計算出来るリスクもあったり、大数の法則が効かないリスクもある。

    ところが『リスク』という見えない脅威は、実は機会(ビジネス・チャンス)でもある。リスクがあるからこそデリバティブ商品等の金融プロダクトが組成されてきた。そういう観点で、金融業界に携わる人は「リスクとは何だろう?どうマネジすべきか?」という意識を高めるべきだと思わせる本でもある。

    本書は金融業界に携わる人のための書。
    金融リスクを下記の分類...
    ・信用リスク
    ・市場リスク
    ・流動性リスク
    ・決済リスク
    ・オペレーショナルリスク
    ・ITリスク
    ・リーガルリスク
    ・銀行経営管理リスク
    で細かくプルダウンして説明されている。損益不確定性リスクと損失可能性リスクの両方をも取り上げられており、その定義、評価・測定法、マネジメント手法について解説されている。実務の場面で辞書代わりに使うと良い。

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著者プロフィール

可児滋(かにしげる) 岐阜県出身 CFA協会認定証券アナリスト 日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA) 国際公認投資アナリスト(CIIA) CFPR(CERTIFIED FINANCIAL PLANNER) 1級ファイナンシャル・プランニング技能士 日本金融学会会員 日本ファイナンス学会会員

「2022年 『SDGs, ESGを支える グリーンファイナンス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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