依存性パーソナリティ障害入門

著者 :
  • 日本評論社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784535562189

作品紹介・あらすじ

日本人の特性をあらわすキーワード…それは「依存性」にほかならない。『危ない精神分析』で論争を巻き起こした著者による渾身の書き下ろし。

感想・レビュー・書評

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  • 依存性性格者がしばしば用いる対人関係でのキーワードは、「あの人は、冷たい」という言葉だと考えている。

    「努力しているように見えても、それは、依存する相手の行動に歩調を合わせて相手の機嫌を損ねないようにしているだけにすぎなちことも多い。自発的な努力や本人が身につけたスキルではなく、他人の真似事にすぎないことが多いのである。」

    甘えの分別「健康で素直な甘え」「自己愛的で屈折した甘え」
    「前者は相手との相互的な信頼を軸にした甘えであるか、後者は一方的な欲求の形をとった甘えである」

    シゾイド 『甘え』の構造 忸怩

  • 依存症と呼ばれるものがどのように語られているのか知ってみたくて読んだ。印象としてはかなり広範囲にその傾向を認めることができそう。特に日本において。そもそも自分は日本人である。ということに立てば印象は違うような気もする。これを読む範囲では、どのようにでも言えそう。確かに言えることが少ない気がする割にその射程はけっこうあるのでこういう書き方になると危うい使われ方を簡単に思い浮かべることが出来る。過ぎたケースを是正する目安としてならなんとなく分かる気もする。著者のフィルターを通してだけれどその分野でどのような話になっているのか大まかなことに触れることが出来た。

  • なぜ「NO」がいえない
    癒し系などのやさしげななキャラがもてはやされる
    和を尊ぶ経営運営がなされるのか
    ブランドや権威によわいのか?

    日本人の特性をあらわすキーワード。
    それは・・「依存症」にほかならない。

  • パーソナリティ障害研究の大家ミロンの見解に基づいて
    依存性パーソナリティ障害について、筆者の臨床経験も交えながら書かれた本。
    研究史ではボーンスタインの著作も参考にしていた。
    パーソナリティ障害の中でも依存性パーソナリティ障害は脚光を浴びにくいので
    あまり資料がなくて困っていたのだけれど
    この本1冊で歴史から臨床での注意点までカバーされていて、概観をつかむにはよかった。

  • 基礎研の参考書。

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著者プロフィール

1958年東京生まれ。京都大学文学部心理学科卒業。精神病院の相談室長などを経て、現在、西武文理大学講師、桜美林大学アカデミー講師。臨床心理士。テレビ・新聞などでのコメントの機会も多い。著書『依存性パーソナリティ障害入門』(日本評論社、2004年)、『平気で他人の心を踏みにじる人々-反社会性人格障害とは何か』(春秋社、2006年)、『困った上司、はた迷惑な部下』(PHP新書、2007年)、『パーソナリティ障害』(講談社選書メチエ、2008年)など多数。

「2008年 『無差別殺人と妄想性パーソナリティ障害』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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