- Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
- / ISBN・EAN: 9784535586123
感想・レビュー・書評
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夜回り先生の著書。タイトルがあったかい。
水谷さんがこれまでかかわってきたひとが、変わっていくエピソードが収められている。ほんの一部やろうけど。
水谷さん自身、本書のなかで自分の活動について、これまでたくさんの哀しい思いをしてきたが、それと同じくらいうれしい気持ちも感じてきた、という。それがこのタイトルである『ありがとう』につながっている。
でも、正直哀しいことのほうが多いと思うし、何よりつらい役割やと思う。なんでこんなにも妥協せずにひとに優しくできるのだろう…。
読んだだけで終わらず、自分も何か変わろう、と思いたい。思わなければならない。そうでないと、夜回り先生の思いは途切れてしまう。なんてつらくて重い活動やろうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
震災後に書かれた夜回り先生の本。今回は、メールや電話講演などでしりあった子どもたちが笑顔を取り戻していく事例ばかり。夜回り先生シリーズのような大きな事例はない。水谷先生の「許し、信じ、待つ」姿勢が伺える。
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367.68 ミ 登録番号8870
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水谷先生が関わった10人のお話。
少年だけでなく、教員のお話もありました。
この10人はみんな水谷先生との関わりで前向きな道へ進むことができました。
その10人すべてに水谷先生はありがとう、という気持ちを返されています。
先生のところには3月11日の震災以降も、毎日のように、死にたい、リストカットしたい、と書かれたメールが届くそうです。
上手く言えませんが、今、死にたいとか生きている意味が分からない、と考えている人にこの本を読んでもらえたらいいな、と思います。
もちろん少年だけでなく、社会で働く人や親になった大人たちにも。
きっと感じることはそれぞれで、「偽善」や「エゴ」という言葉で切り捨ててしまう人もいるかもしれません。
それでも、わたしがこの本から色んなことを感じたように、きっと、色んなことを考え、感じる人がいると思います。
少しでも多くの人に読んでもらえたらな、と思い感想を書きました。
いつか水谷先生の講演行ってみたいなぁ。 -
引き込まれる。
「自らの手で笑顔を取り戻した10人の子どもたちの記録」