実験数学読本

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  • 日本評論社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784535787391

感想・レビュー・書評

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  • 空想科学読本から空想部分を取り除いた感じかな、と何となく思いながら読み始めたものの、副題の〈大学数学〉をすっかり失念していた。
    そもそもが『数学セミナー』連載記事の単行本化であり、第0章から数式ガンガン出てくるわ説明一切ないわで早くも置いてけぼり。
    それでも世界にただ一つの場所やハイジの危険なブランコ、メトロノーム・ろうそくの同期現象はテーマの面白さもあり楽しく読めるし、懸垂線(カテナリー)に関する数行の小史だけでもガリレイ、ライプニッツ、ホイヘンスと綺羅星の如き天才たちが出てきてワクワクが止まらない。

  • ふむ

  • 高校の数学クラブ的な内容。現実世界のいろいろな出来事を数学モデルを使って解析する。たとえば、チェーンの吊り下げからの懸垂線の導出や、再急降下曲線からのサイクロイドの導出など。数式も多く、内容は高校〜大学教養程度の難しさ。しかし、数式も明解に書かれており、論理を追いやすい。言葉によって省略されている部分が無いので数式を追えば100%理解できるようになる。

  • 請求記号 410.4/Y 67

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著者プロフィール

1970年東京生まれ。早稲田大学理工学部卒業。東京大学大学院数理科学研究科博士課程修了。現在、明治大学理工学部数学科教授。博士(数理科学)。専門は応用数理、特に界面現象の数理解析。実験を採り入れた数学の講義で定評がある。著書:『実験数学読本』①・②・③(日本評論社)、『界面現象と曲線の微積分』、『動く曲線の数値計算』(以上共立出版)、『弱点克服 大学生のフーリエ解析』(東京図書)、他。

「2022年 『大学数学の教則』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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