精神科薬物治療を語ろう 精神科医からみた官能的評価

制作 : 神田橋 條治  兼本 浩祐  熊木 徹夫 
  • 日本評論社
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784535982819

感想・レビュー・書評

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  •  一家に一冊の、常備本として欲しい。
     図書館でたまさか借りて読み、面白すぎて一気読み。即、購入。
     ひとに本をすすめること、苦手だけど、この本だけ別。押しつけたくなる。
     
     精神薬のお世話になっているならば、読むべき。
     読んで、そんで、精神薬と向き合ったらどうだろう。
     ワカモトじゃあないんだから、ぱりぱりごっくん、すんじゃねー。

  • 432号室に一冊あり

  • 単に精神科のクスリの効能についての感想を寄せ集めた本ではなく、患者の抱える病気の本質をどのように見抜いていき、そして薬が持つ効用を探りつつ、どのように治療場面が「構成」されていくのかが垣間見えておもしろかった。著者のひとりである熊木徹夫氏は、医者になった若き日に先輩医師に「薬は構造に効く」と教えられたというエピソードが熊木氏の別の本で述べてあったが、まさにそれを感じさせられる内容であった。薬が効くとは、ただ単に薬が持つ効能だけでなく、治療場面そのものが薬の効用に左右されている。本当に面白いと思った。
    あと、面白いとおもったのが、神田橋先生の患者へのクスリの処方の仕方。患者さんに向かって、薬をかざすことで、処方がわかってしまうという神業であるが、ある種の真理を垣間見たような感じもする。なお、漢方でフラッシュバックで有名な処方の四物湯と桂枝加杓薬湯の組み合わせの処方も神田橋先生がこのような方法で見出したそうだ。もはや科学ではないけれども、なんらかの世の中の究極芸を感じさせられる。

  • 薬という切り口で数人の精神科医があれやこれやと対談した本。薬以外にも患者への質問の仕方とか病状の解釈の仕方についての話も多く、面白い。
    というか薬のところはほとんど読み飛ばした…。

  • 実習先の病院の先生からご紹介頂いた本。精神科医がどのように処方を変えていくのか、その塩梅を知ることが出来る。

  • 内科のお薬とは違う一面を勉強できました。

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