ストレスに強い人になれる本

著者 :
  • 日本評論社
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本棚登録 : 53
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784535984837

作品紹介・あらすじ

*“読んでも 聴いても ココロに効きますよ”**
**ラジオ(NBCラジオ「あさかラ!」)の人気コーナーが読む処方箋になりました!**
**               ――NBC長崎放送 アナウンサー 村山仁志    **

本書は、ストレスを抱えている人、ストレスに押しつぶされそうになっている人
に向けて、
ただ「休もう」「相談しよう」というのではなく、
「ストレスはなくならないけど、こう考えると少しは楽かもね」といった柔軟な
スタンスで、
具体的な考え方や対処法・生活術をとてもやさしく解説する一冊です。
著者の臨床経験や実際の身近なエピソード、愉快なたとえ話を交えて語られる
ストレス対処法は、明日からでもすぐに実践できるものばかりです!

感想・レビュー・書評

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  • しばらく「積読」になっていた本書を読み始めて、約3週間半で読了。

    文体も親しみやすく、読みやすくて、一つのセクションが長くても3~4ページなのもあり、時間を見つけて読ませていただきました。

    精神科医の著者による、ストレス対処のエッセンスが盛り込まれていて、「ハッ」と気づかされたことがたくさんありました。

    例え話や、具体的な光景が目に浮かぶシチュエーションを多用して下さるので、イメージも入っていきやすいです。

    8章構成ですが、どこから読んでも良さそうな本でした。

    内容は食生活から認知行動療法的な内容まで幅広いです。

    ストレスに対処するには、大きく分けて、考え方を変えることと、受け入れることがあると思いますが、その両方について書かれています。

    ポイントは太字になっているので、見返してみるとよい復習になりそうです。

  • やや思想は昭和だが、ストレスに強くあるにはどういう心持ち・体験をすべきかを説いており、ところどころなるほどと思うところがあった
    ・ストレスを緩和するには、物理的なストレスを減らす努力も重要(温度、湿度、騒音、など)
    ・大事なのは顧客満足ではなく「自己満足」
    ・ストレスに強い考え方―自己矛盾を孕む考え方をしていてもどうってことないと思うこと。子供に説教したあとにだらけているようなことも是認することが良い。
    ・心の中は自由空間…心のなかでは人をぶっ殺しても構わない
    ・ある選択をしたあとのpotential riskをうだうだ考えるのではなく、シンプルに考える。「しなければならないことはするしかない」
    ・相手の意見が変わるとは限らない。相手に期待するのはやめよう
    ・(自分に足りていない対人関係術としてのメモ)あんまり行きたくないお誘いを受けたときには、他の予定とのブッキングを理由に断りつつも、「本当は行きたかった!いいな~」的な断り文句とともに断るのが基本形
    ・約束を結ぶ際には、「英雄的かつ献身的な姿勢で当たらないと守れそうにない約束を、実行可能な約束に仕立て直す」
    ・質問を受けたときには「無理に答えない」選択肢を持つ。必ず答えないといけないわけではない
    ・「すべき」は「すき」くらいに考えておくべき
    ・何事も自分ひとりでは考えない。「他人事でいい加減な他者」からこそ、自分にない意見が出てくる
    ・問題を解決するためには、End stateを具体的に提示するとともに、具体的な目標を持つ

  • 書かれていること実施するのが難しそう
    目標を具体化するのは確かに大事

  • 新しく発見した事を箇条書きでまとめて実践していきたい。
    悩みを具体的に捉えて漠然と悩む事を減らす。
    今日できる事以外は明日以降に回して頑張りすぎない。
    精神的なストレスと物理的ストレスの2種類がある事を自覚する。物理的な暑さ寒さ気圧の変化や騒音、明るさなど環境を変えることで減らせるストレスもある事を肝に銘じる。
    就職や結婚などいい出来事もストレスになる。いい出来事の場合はストレスとは感じにくいので気をつける。
    疲れたら休み元気になったらストレスに向かい合う。日本人は休むことに抵抗感があるが身体、心休ませる事は働くことより大事である。


  • ストレスになっている物事を減らす。

  • 心の健康のための処方箋。

    ストレスに強い人(=しなやかに事象に対応する人)になるための具体的な心得が書かれている。目からウロコなものがいくつもあり、またうなづけるものもいくつもあり。

    心が苦しくなったら、真っ先に開きたい一冊。

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著者プロフィール

1968年生まれ。精神科医。長崎大学医学部卒業。現在、医療法人カメリア大村共立病院副院長と大村椿の森学園主任医師を兼務。主に児童思春期の子どもたちの治療に携わる。著書に『やっかいな子どもや大人との接し方マニュアル』『「生存者」と呼ばれる子どもたち』などがある。

「2018年 『子どもの人権をまもるために』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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