眠れなくなるほど面白い 図解 社会心理学

  • 日本文芸社
3.09
  • (12)
  • (53)
  • (121)
  • (37)
  • (9)
本棚登録 : 1760
感想 : 89
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784537217148

作品紹介・あらすじ

「社会心理学」は、心理学の中でも重要かつ人気のジャンル。個人同士の協力、競争、攻撃、援助など「他者との関係」、そして集団、組織など個人を取り巻く「社会との関係」をテーマとする「社会心理学」を、わかりやすく、かつ堅苦しくならないように図解・イラストを用いて紹介する。「社会現象と心理学」、「職場における心理学」「社会の在り方と心理学」など、現代日本において興味深く読めるような身近なテーマを立てて、さらにこれまで行われた心理実験と結果など、「心理学」全般の内容を誌面に取り入れて解説する。集団や社会の中の個、対人関係を「心理学」から読み解く1冊!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 群集心理や、囚人のジレンマ、アイヒマン実験など、どこかでチラッと聞いたことのある心理学を、文章と図解で分かりやすく説明されています。

    組織や仕事での集団での意思決定に、反対意見を言いにくい状況を作り出さない手段として、1人「悪魔の擁護者」と呼ばれる反対意見を出す人を用意するというのは、すごく勉強になりました。

    どうしても自分の過去を無駄だと思いたくない心理が働いてしまうので、別角度からの人の意見も素直に聞く気持ち、とても大事だと思います。

    自分は一般的だと思いがちで、口ぐせのように「普通」と言ってしまうのをやめなくてはと改めて思いました。

    とても読みやすく、理解しやすかったです。

  • 社会心理学を簡単にざっくりと理解するのに役立つ一冊。サルパンダバナナの分析的思考と包括的思考の差異は異文化理解に役立つし、互恵性利他主義(ギブアンドテイク、自己開示)は人間関係の距離を縮めるのに有効。
    不均衡な状態を解消する方法は、三つ。
    対象に対する態度を変えるか、相手に態度を変えてもらうか、相手との関係を解消するか。バランスが必要なのは、何事にも言えること。
    以前、子どもを褒美で釣る是非について相談された時に、この本の中のアンダーマイニング現象を紹介できたらよかったなと思った。
    また、親に片づけさせたいという子からの相談には、社会的促進と社会的抑制の仕組みが効果的かも。
    他にも、囚人のジレンマやピグマリオン効果、心理リアクタンスなど、知っていると面白いあれこれが解説されていて、入門書としてよい本だと思った。

  • ・自分の解釈は真実だ、正しいと常に思い込みがち。そのバイアスにより判断を誤る。
    ・期待されることで、その予測を実現しようと周囲が奉仕的な態度をとる。
    ┗期待されるような第一印象を残すことによって、期待を支持する情報だけを取得する。
    →第一印象をよくする。

    学びになった理論
    #バランス理論

  • ミルグラムをはじめとする有名な実験や、〇〇効果など、いろいろな現象を端から簡単に紹介してゆくような構成。
    入門中の入門とでもいいましょうか。
    広く浅く読んで、興味の持ったところをまた深く学ぶということでいいのではないかと。
    とりあえず、眠れないことはないです。

  • 突き詰めてゆくと人間の行動心理ということですね。内容としては行動経済学にも通じるものがあります。実際の実験内容とその結果を通じてどのような行動心理が実在するのかがわかりやすく説明されています。
    近年ヒットした「ヘンテコノミクス」に通じるものもありますね。あちらは佐藤雅彦さんの手によるものだけあって親しみやすくまとめられていましたが、本作はもう少し堅い感じでしょうか。とはいえ図解されている分、いくらか理解の助けになっていますね。
    タイトルに「眠れなくなるほど」とありますが、就寝前の時間に読んだところ、さすがにそこまでは、という感じではありました。日中の疲れもあってか、読んでいるうちに眠気が増してくるのには勝てなかった…。

  • 図解すぎて、おもしろさに触れられない印象を得た。

  • 「眠れなくなるほど面白い」は誇大広告かと思います。

  • まあ何か色んな心理学の言葉と実験まとめという感じ。全く知らない人にとっては勉強になる

  • 何気なく行なっている自分や、周りの人、マスメディア、大衆、犯罪者の行動心理について。

    自分がここに載っている行動をしたとき、それらの背景にある心理に自分で気付くことができれば、より賢明な判断ができるのではないかと思う。

  • 社会心理学にちょっと興味あるなーと思う人にはおすすめの本。分かりやすく解説されてる。
    少しでも学んだことがある人は既視感のある内容が多いかもしれない。
    もう少し日常生活での事例等があると面白いかなと思った。

全89件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

日本文芸社(にほんぶんげいしゃ):編

「2023年 『デイリー&アニバーサリーのベビーニットこもの』 で使われていた紹介文から引用しています。」

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
アンデシュ・ハン...
村田 沙耶香
朝井 リョウ
ヴィクトール・E...
辻村深月
山崎 聡一郎
辻村 深月
宇佐見りん
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×