面白いほどよくわかる孫子の兵法: 43の名言から学ぶ勝利への戦略 (学校で教えない教科書)
- 日本文芸社 (2003年8月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
- / ISBN・EAN: 9784537251593
作品紹介・あらすじ
孫子には、戦史的な事例の引用はほとんど皆無に近い。そこで本書では、人口に膾炙した43の『孫子』の名言をライターの井出守氏に抽出していただき、これを戦史的な事例をもって解説していただいた。
感想・レビュー・書評
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さすがに面白い。ってか、戦略系はこれ一冊で十分じゃねーか!?対立する為の戦略は20世紀に置いていこう。21世紀の戦略は共生する為にのみ存在させよう!そしたら「戦略」じゃねーか・・・。
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「孫子の兵法」でなじみがあるのは
武田信玄の「風林火山」ですよね。
孫子の兵法を読んでいると
なぜ武田信玄が謀略を多用したかが
よくわかります。
なぜ私が「孫子の兵法」が気になったかというと
日本の戦国時代から1000年も前の中国の兵法を
日本人が愛読・実践していたこと。
いくら日本は文明化が遅かったとはいえ
それはなんでなのか?
また、今でも孫子の兵法は
軍略の心得として、広く世界で活用されているそうで
日本の戦国時代から、さらに1000年経っても
どうして色あせないのか
前からとても気になっていました。
読んでいると、とても簡潔なのですが、奥深い。
松下幸之助さんも孫子も孔子も
言ってる事は同じのような気がします。 -
孫子の兵法について知りたくて買った本。
とりあえず全体の大まかな流れは分かったような気がする。
孫子の教えが実践されているような歴史上の戦いについても言及してあるため興味をもちやすいと思う。
次に読むときは経営学とリンクさせたような内容の孫子の本を読んでみたい。 -
面白いほどかいつまみすぎじゃね
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幻水で役に立てば良いと思いつつ、役に立てられるような話を書けない自分に敗北。
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読みきってません
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本書は、面白いほどよくわかる孫子の兵法、と題される。
面白いほどよくわかる本なのかについては、私には分からない。だけども、難解というわけでもないと思う。
本書は孫子の兵法を引用し、そしてそれに戦史の事例を照らし合わせている。本書の後半には、孫子の兵法を全文掲載し意訳も付いている。
本書の「はじめに」の方では、「現代社会は、ビジネスなど、さまざまな戦いの戦国時代である」と書かれている。実際に現代社会においても、孫子の兵法は有益なのだろう。だからこそ、現代に生き残る古典となっているというのだと思う。
孫子の兵法は、2500年も前に書かれた世界で最も古い兵法書であるのだという。時代を経ても、孫子の兵法に書かれたことは色褪せてはいないという事なのだろう。
第1章は“知っていそうで知らない『孫子の兵法』”と目される。日本の戦国武将も愛読の兵法書、東洋と静養の考え方の違い、などが書かれている。
第2章は、“不敗の原則はここにあり―勝つための心構え”と目される。冷静な状況判断が勝利を導く、数百倍の兵力差で勝つ方法、などが書かれている。
第3章は、“事前の情報収集と状況分析が勝敗を分かつ”と目される。スパイは軍事行動の要だと主張、情報収集の成否が戦いの雌雄を決する、などが書かれている。
第4章は、“変幻自在の戦いが勝利をもたらす”と目される。前面衝突だけが戦い方ではない、敵を打ち倒すことだけが戦いではない、などが書かれている。
第5章は、“戦いに勝ち抜くためのリーダーの条件”と目される。資質の疑われるリーダーは破滅を招く、民意を無視した戦いに勝利はない、などが書かれている。
孫子の兵法で有名な言葉に「戦わずして勝つ」というのがある。そしてその孫子の兵法の全体において、この「戦わずして勝つ」という考え方が貫かれている、そう感じた。