食医石塚左玄の食べもの健康法 ワイド版: 自然食養の原典「食物養生法」現代語訳 (健康双書 ワイド版 食と健康の古典 6)

  • 農山漁村文化協会
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  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784540033360

作品紹介・あらすじ

明治のころ、西洋医学の医者が治せぬ病いを、食べものを変えることによって治した医者がいた。石塚左玄という。わが国食養医学の礎をきずいた人である。その志は現代の穀食主義、玄米食へと受け継がれている。気候風土にあわせて、その土地でできるものを食べることが肉体的・精神的健康をつくる。「体育・智育・才育は、すなわち食育である」と左玄は説く。本書は、明治から大正にかけて版を重ねた大衆向け食養解説書を現代語訳したものである。

感想・レビュー・書評

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  •  明治時代の食医にして、マクロビオティックスの思想的起源を創り上げた、石塚左玄の一般向け図書。

     この本の語る肝としては、「人間は、基本的に穀物を食せ」と「適切なカリウム塩とナトリウム塩の割合を考えよ」である。

    P.210
    「その国土の位置、地形、気候を考察し、人類の歯の形状に着目して、穀食動物であるとの天性を科学的に理解し、[…]陽性の澱粉、蛋白および脂肪と、陰性の無機塩類、とりわけ夫婦ニ塩(※カリウム塩とナトリウム塩)との配合の分量に立脚して述べなければならない」

     具体的には、

    P.212
    「物事を深く考えて大成の業務にあたっている人々は、なるべく穀物・野菜を主として摂り、動物性食品を雑食してはならない。」

    とのことである。

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