地域でアクションリサーチ: 話し合いが変わる

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  • 農山漁村文化協会
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784540221101

作品紹介・あらすじ

人・農地プラン実質化や農村政策の総合化、中山間地域等直接支払における集落戦略の重点化など、農村への新たなアプローチが求められてきている。アクション・リサーチの新しさは、行政や専門家が現場の人たちとともに話し合い、将来像を共有して試行錯誤する場をつくることである。トップダウン型のプランを現場の実践とその分析によって軌道修正し、ボトムアップ型に転換する方法論ともいえる。本書は地域おこし協力隊の受け入れや総合政策の策定などの過程を通して、アクション・リサーチ活用の勘所を明らかにする。
【目次】
序 今、なぜアクションリサーチなのか

第 1 部 現場とともに地域を変える方法論
第 1 章 現場の不全感とアクションリサーチ
1 アクション・リサーチの誕生
2 グループ・ダイナミクスとトレーニング
第 2 章 新しくて懐かしいワークショップ
  1 生活改良という原点
  2 生活改良の源流としてのアクション・リサーチ
  3 生活改良から振り返るワークショップの原点
第 3 章 3つの空洞化を乗り越える仲間づくり
  1 地方をめぐる3つの空洞化
  2 地域づくりの3つの目標とアクション・リサーチ

第 2 部 アクション・リサーチを立ち上げる
第 4章 地域おこし協力隊から始まるアクション・リサーチ:ミスマッチを乗りこえる場をつく
   1 地域おこし協力隊の二極化
   2 理想像をぶつけあうこと
   3 地方では困難だという思い込みの打破
第 5章 農村政策から始まるアクション・リサーチ:攻めと守り
   1 農業栄えて農村滅ぶ
   2 危機感や課題意識と目標を語ること
   3 目標をめぐる解答と解法
第 6章 総合計画・総合戦略の実施化:数値の参加型「見える化」
  1 苦しい計画から手ごたえのある計画へ
  2 田園回帰1%戦略を現場になじませる
  3 大都市のコンサルタントからの自立 
  
第 3 部 アクションリサーチを持続させる
第 7 章 目標をうまく共有する
  1 段階的な目標の共有
  2 目標の立て方をめぐる現場での試行錯誤
  3 なぜ目標を語り合うことが大切なのか
第 8章 尊重の連鎖をつくる
  1 周辺的な存在の尊重
  2 なぜどのように尊重は連鎖するのか
第 9 章 根ともつことと翼をもつこと
  1 足し算/かけ算から根をもつこと/翼をもつことへ
  2 なぜ根をもつことが求められ、翼をもつことにつながるのか
  3 根をもち、翼をもったその先 

結 農村学へ

感想・レビュー・書評

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著者プロフィール

弘前大学教授

「2022年 『地域・都市の社会学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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