方法叙説,省察 (イデー選書)

  • 白水社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784560018897

感想・レビュー・書評

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  • 難しかったが読み応えがあってよかった。

    「神の存在証明」には色々と疑問が残ったが、そういった部分も含めて、デカルトがどんなことを考えていたのか、私なりに思索することができた。

    この本を題材にレポートを書き、出来が良いと評価されたので、その点は嬉しく思い、満足している。

  • 『省察』ゼミのテクストとして読了.厳密な所訳は哲学書を読む訓練をした人には他の訳より読みやすいと思います.テクストを選択する際に他の訳と比較しましたが,他と比べて特に構造がわかりやすい印象がありました.

  •  『省察』は指示語が多くやたら一文の長い、読みにくい訳文だった。原文には忠実なのだろうけど、初めて読む本としては選ぶべきでなかったと反省。頑張って文章を追ってみたけどあまり理解できなかった。

     徹底的に全てを懐疑し検討しようとはするものの、それだとキリがなく答えも出ないため、直観をたよりに認識を進めるデカルト。しかしなお先入観からは脱し切れていないように感じた(「完全性=善=神は欺かない」とか)。

     しかし、幻肢痛のように肉体と感覚が分離しているかのような事例を目にしたら、肉体に依存しない魂の存在を考えたくもなるというのは、よく分かる。
     また、思ったり考えたり感じたり想像したり といった内面の働きを綿密に分けて把握しているのは、すごいと思った。

  • 「方法叙説」と「省察」を収録。訳があんまり好みじゃない、かな。

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