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- Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
- / ISBN・EAN: 9784560039724
感想・レビュー・書評
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明治期の開国に伴って
近代化を性急に無理強いした(された)結果
さまざまなモノが有無を言わせずに
入り込んできた
むろん、その「功」もあったであろう
しかし、その「罪」も また見逃せない
著者の関山和夫さんは
仏教研究者のお一人として
静かに思い、
静かに考証し、
静かに訴えてこられた
本書では
仏教芸能全般に視野を広げて
この国に根付いていた
仏教を祖とする「芸能」を
慈しむように綴られておられる
無くなって初めて
そのものの価値に気づくことの多いこと
ここに紹介されている
仏教芸能の灯が
風前の灯になってしまっていることに
改めて愕然とさせられてしまう
本書にも
何度も登場する「日本の放浪芸」の小沢昭一さんの
偉大さに改めて気付かされる
その小沢さんも逝ってしまわれた詳細をみるコメント0件をすべて表示
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