愛と剣と フランス中世文学集 2

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  • 白水社
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  • Amazon.co.jp ・本 (410ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784560046012

作品紹介・あらすじ

アーサー王妃グニエーヴルとの甘美かつ苦渋の恋に命を賭けるランスロ、聖杯とアイデンティティ確立を求めて遍歴するペルスヴァル-高名な円卓騎士を主人公としたクレチアン・ドロワの二大傑作、才気溢れる佳品『影の短詩』の待望久しい本邦初訳。これに妖精と騎士の恋の小品二篇が花を添える。

感想・レビュー・書評

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  • 1FI

  • ※「ランスロまたは荷車の騎士」のみ読了

    物語のはじまり
    →アーサー王のもとにくる騎士は自分が直接、王妃をさらっていくわけではない。クーに王妃を伴って自分のもとに来させる。(→クーは死ぬ?)それを遅れて追うゴーヴァンがランスロ(物語のずっと先まで名前を明かされないのは新鮮で奇抜だが、わかりにくい)と遭遇。ここらへんのスピード感が。

    →ランスロがゴーヴァンを置いて先に追う(メレアガン?と戦う?)

    →ランスロが荷車をひく小人と出会い、王妃の行方を教えてもらうことを取引して荷車に乗る!!荷車は当事、相当ないわくつきのもの[p15上段]

    →さまざまな冒険のすえ、王妃ものとへ(p59などでは、最後にランスロを幽閉された塔から救いだす乙女に会っている伏線)

    →メレアガンとの決闘その他、家令クーもいた

    →王妃の誤解??なぜ冷たい態度をとったのか?照れ隠し??死にそうになりながらやってきた人に対して、子供でもそんなことをするだろうか??

    → 王妃との密会(自分の指から地が滴っていることにも気がつかないぐらい[p93-95]夢中!?この血が次の展開へ…)

    →メレアガンとの決闘、二回目。

    →ランスロがまた小人に騙されて幽閉される[p102](メレアガンの策略)

    →ゴーヴァンが発見され(瀕死)、ランスロを探すが発見できないでメレアガンの使者?に騙されて帰国[p105]。

    →ランスロがこっそり抜け出して槍試合?にでたりするが、発覚してそれまで以上に監禁[p120]

    →乙女[p59のときの]に助けられて脱出

    →メレアガンとの決闘、三回目。最後。

  • このこっぱずかしい題名…図書館で書庫から出してもらうのに羞恥プレイ感ある。クレチアン・ド・トロワのペルスヴァル。天沢退二郎の訳。注が丁寧。

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著者プロフィール

新倉俊一(にいくら としかず)

詩集
「ヴィットリア・コロンナのための素描」(トリトン社、2015年8月)
「王朝その他の詩篇」(トリトン社、2016年1月)
「転生」(トリトン社、2016年6月)
「ウナ ジョルナータ」(思潮社、2018年12月)

訳詩集
「エズラ・パウンド詩集」(角川書店、1976年9月)
「ディキンスン詩集」編訳(思潮社、1993年6月)
エズラ・パウンド詩集「ピサ詩篇」(みすず書房、2004年7月)

評論集
「エミリー・ディキンスン 不在の肖像」(大修館書店、1989年2月)
「詩人たちの世紀─西脇順三郎とエズラ・パウンド」(みすず書房、2003年6月)
 第19回ヨゼフ・ロゲンドルフ賞
「評伝 西脇順三郎」(慶應義塾大学出版会、2004年11月)
 第18回和辻哲郎文化賞、および第6回山本健吉文学賞

「2021年 『ビザンチュームへの旅 詩集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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