- Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
- / ISBN・EAN: 9784560046609
感想・レビュー・書評
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読了。
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初版のグリム童話は怖いという話は有名なので、忠実に訳してあるものを読んでみようと思いました。
噂に違わずグロテスクでしたね。靴に足が入らなかったら、少し切り落とせばいいじゃない。お前の足はハムか何かかっ!(笑)
ただグリム兄弟がまとめるまで、こういった話は口伝えのものだったので、意外に耳で聞くだけならあっさりしているのかもしれませんね。活字になると途端に血なまぐさくなりますが。教育的配慮でだんだんと残酷な描写が減っていったという話ですが、まあたぶん正しかったでしょう。これで育たなくて良かったです。
シンデレラの靴が初版ではガラスじゃないんだというのも初めて知りました。いつから変わっていったのかは知りませんが、やはりディズニーの刷り込み効果は良い方向にも悪い方向にも強大ですね。あんなすてきなお姫様の話の元がこれとか今では考えられません。シンデレラストーリーなんておぞましすぎてなかなか言えないですよ初版の話を指すとしたら。
個人的に一番は「ねずの木の話」。継母が息子を殺し、その体を父親に食べさせる…最後には継母を殺して息子は蘇る…うえー。
全部で36話あるので、3回繰り返すのが好きだとか、ルールはだんだん見えてきますね。そして起承転結がつながってない話も結構多い。色々な観察をしていると、やっぱりこれはアジアじゃない、と思います。こういう育ち方をしている人々と、英語が話せるからって通じ合えるわけがない。やっぱり民族の考え方の根底にあるものが違うんだっていうのを、違い自体を理解していくのは難しいけれども、その存在くらいは意識していると誤解や偏見も少なくなるかもしれません。 -
作品の数が多く、グリム童話が好きな人には嬉しい書籍です。
ラプンツェルや白雪姫などの有名な話から、あまり知られてない童話まで掲載されています。
グリム童話の初版は面白く、グリム兄弟の表現力を直に味わえるので、本書はお気に入りです。 -
子供の頃、読みふけっていたグリム童話。
読んだ事もないような話があるだろうか? と思ったのですが
最後の『金の鍵』以外は、題名が違うだけで知っていました。
ちょっとがっかりです。
最初に作った話そのままなので、白雪姫の母親は実母だし
男はそれほど頑張らなくても幸せは手に入るし
女はどこまでも強欲だし…。
ある意味、昔の男女の扱いがものすごく分かるものでした。
しかし初版、かなり淡々と話は進むし
説明だけで最後が終わってます。
たしかにこれでは苦情がくるかも…。 -
面白かったけど子供向けではないね。
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グリム童話にハマって少しの頃に買った。
選集なのでまた完全な初版訳本を買おうと思う。 -
こわいー。ぐろいー。でも何故か次を読んじゃう。
夜1人のときは絶対読まない。 -
どこか暗く残酷な童話が多くて驚いた。これを読んでから童話パロディ小説を読む頻度が増えた。
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挿絵の美しさ。惚れます。
オススメのお話はネズの木。
灰かぶり。