じゃじゃ馬ならし (白水Uブックス (7))

  • 白水社
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784560070079

感想・レビュー・書評

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  • 一日で読破。
    いやーおもろかったー。ビアンカの「気ちがい同士の似た者夫婦」には笑いました。あんたさりげなく腹黒いな。

  • シェイクスピアの喜劇。所々の言葉遊びがとても楽しくて、日本語訳の方が翻訳にこだわっていらっしゃるのがよく伝わってきました。日本語でも十分楽しめます。
    男性が上、女性が下というのはたしかに今の時代からみると受け入れ難い価値観ですが、それだけで読むのをやめるのはもったいない。二つのメインの恋の行方の対比は考えさせられるところがあります。解説を読むと当時の時代感やその後の評価の変遷がわかり、より楽しめました。

  • 時代の違いを感じるストーリー。

    主人と召使。
    男らしさと女らしさ。
    結婚という神前の契約。

    そして昨今は差別用語?にとられかねない表現。
    乞食。びっこ。きちがい。

    まぁ、なんというか、シンプルで展開が読める流れ。
    今の時代に「展開が読める」ほどに、
    標準というか、王道を作ったんだ作者なんだと感じる。

  • タイトル通り、調教されるする話と言っても過言ではない。展開はロマンスなはずなのだが……。
    上演当時は、女性は控える者であることが常識であったが故に、全くの違和感はなかっただろう。しかし、今からしてみたら、フェミニストが黙ってないはず。

  • だんだんシェイクスピアの筆が冴えてきているように感じる。

  • 毒を持って毒を制する。そんな印象を持った。
    最後にじゃじゃ馬ケイトが従順している様、他の女性に説いている様が良かった。

  • シェイクスピア全集第七巻。人が羨むほどの美貌を持ちながら、その性格が災いし、結婚が出来ないじゃじゃ馬が、ある男によって、従順な嫁御になるまでをシェイクスピアらしくコミカルかつ雄弁闊達に描いています。

  • しとやかな妹を3人の恋敵が争う、その内のひとりが主人公のような気もするが、その勝気の姉を支度金さえあれば妻に迎える男の方がめだっている。劇中劇の形をとるが最初の導入劇とその中の物語の関連はなし。 原題:The Taming of the Shrew

  • あんまり良いセリフがない。

  • 白水Uブックス7

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著者プロフィール

イングランドの劇作家、詩人であり、イギリス・ルネサンス演劇を代表する人物。卓越した人間観察眼からなる内面の心理描写により、最も優れた英文学の作家とも言われている。また彼ののこした膨大な著作は、初期近代英語の実態を知る上での貴重な言語学的資料ともなっている。
出生地はストラトフォード・アポン・エイヴォンで、1585年前後にロンドンに進出し、1592年には新進の劇作家として活躍した。1612年ごろに引退するまでの約20年間に、四大悲劇「ハムレット」、「マクベス」、「オセロ」、「リア王」をはじめ、「ロミオとジュリエット」、「ヴェニスの商人」、「夏の夜の夢」、「ジュリアス・シーザー」など多くの傑作を残した。「ヴィーナスとアドーニス」のような物語詩もあり、特に「ソネット集」は今日でも最高の詩編の一つと見なされている。

「2016年 『マクベス MACBETH』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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