ペリクリーズ (白水Uブックス (33))

  • 白水社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (183ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784560070338

感想・レビュー・書評

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  • シェイクスピアもこんな駄作を書くんだな…というのが読み終わった直後の感想。
    解説でD・L・ピータースンが「『ペリクリーズ』は絶え間ない嵐としての人生を表現した劇」と評していたと紹介しているのを読んで、少し腑に落ちた。

  • シェイクスピア晩年の魅力がある。

  • なんというか、いろんな意味で対極の存在が見える作品だったような気がする。

  • 原題: Pericle's

  • いわゆるロマンス劇、悲喜劇。
    「絶え間ない嵐としての人生を表現した劇。『時』を破壊してしまった人間が再び『時』を取り戻し、新たに生まれ変わるドラマ。」
    というD・L・ピータースンの批評が一番妥当だと思う。
    「心は命の奴隷、命は時の玩具。そして時は、この世の支配者とはいえ、いずれ止まるべきものだ」(なお、夏の夜の夢)
    感動的ではあるのだが、ロマンス劇が好きになれない理由がそのままあてはまるため、☆4つ。
    すなわち、お伽話的、モラリスティックに過ぎる。無論、「本当らしさ」の基準を離れ、現実を超えた理想的な「真実」の姿を写したものがロマンス劇だという一般的解釈は知ってはいるが。
    観劇に際して再読。

  • 高校生。
    高校の図書館。

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著者プロフィール

イングランドの劇作家、詩人であり、イギリス・ルネサンス演劇を代表する人物。卓越した人間観察眼からなる内面の心理描写により、最も優れた英文学の作家とも言われている。また彼ののこした膨大な著作は、初期近代英語の実態を知る上での貴重な言語学的資料ともなっている。
出生地はストラトフォード・アポン・エイヴォンで、1585年前後にロンドンに進出し、1592年には新進の劇作家として活躍した。1612年ごろに引退するまでの約20年間に、四大悲劇「ハムレット」、「マクベス」、「オセロ」、「リア王」をはじめ、「ロミオとジュリエット」、「ヴェニスの商人」、「夏の夜の夢」、「ジュリアス・シーザー」など多くの傑作を残した。「ヴィーナスとアドーニス」のような物語詩もあり、特に「ソネット集」は今日でも最高の詩編の一つと見なされている。

「2016年 『マクベス MACBETH』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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