分解する (白水Uブックス)

  • 白水社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784560072462

作品紹介・あらすじ

「アメリカ文学の小さな巨人」のデビュー短編集、待望の復刊。言葉と自在に戯れる作風はすでに顕在。長さもスタイルも多様な短編34作を収録。

感想・レビュー・書評

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  • 祝復刊!

    分解する | ダ・ヴィンチWeb
    https://ddnavi.com/book/4861825822/

    U246 分解する - 白水社
    https://www.hakusuisha.co.jp/smp/book/b618004.html

  • 生活の断片を覗き込んでいるような細かな描写が魅力的だった。知らない人物だけれど、その不安や恐れなどを直に知ることで身近に感じるというか。文章でなければ得られない楽しさがあった。
    特に後半に好きな話が多く「昔、とても愚かな男が」「メイド」「コテージ」「年寄り女の着るもの」が良かった。言葉の流れも美しく、繰り返して目で追いたくなる。泣き喚いたり必死に訴えかけてきたりしない、静かな絶望を一人で受け止めているような描写が好みだった。また他の作品も読みたい。

  • 言葉は、実際に言いたかったこと、伝えたかったことの何割を表現してくれるのだろう。届いても届かなくても、飽くなき探求を続けてわたしたちはメッセージを送る。愛する人とのすれ違い、見知らぬ者どうしの共感が、普遍のものだと知っているせいかもしれない。

  • 詩のように、物語のように、絵画のように
    ディテールや思いめぐらせること、その視点と先にあるもの、実はないもの
    理解する前に脳内に浸みてくるみたいな感覚

  • 【配架場所、貸出状況はこちらから確認できます】
    https://libipu.iwate-pu.ac.jp/opac/volume/569538

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著者プロフィール

1947年マサチューセッツ州生まれ。著書に『話の終わり』(1995)、『ほとんど記憶のない女』(1997)、『サミュエル・ジョンソンが怒っている』(2001)、【Can't and Won't:イタ】(2014)他。マッカーサー賞、ラナン文学賞などを受賞したほか、短編集【Varieties of Disturbance:イタ】(2007)で全米図書賞にノミネートされる。2014年には国際ブッカー賞を受賞した。フランス文学の翻訳家としても知られ、ミシェル・ビュトール、モーリス・ブランショ、ミシェル・レリスなどの翻訳に加え、マルセル・プルースト『スワン家の方へ』の新訳を手がけた功績により、2003年にフランス政府から芸術文化勲章シュヴァリエを授与された。ニューヨーク州在住。

「2016年 『分解する』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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