落語と川柳

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  • 白水社
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  • Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784560083321

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  • 「大晦日どう考えても大晦日」
    落語好きなら掛取りなど暮れの風景を題材にした噺で馴染みあるこの句は、五代目柳家小さんが噺家の川柳同人による鹿連会の即席川柳会でこさえたものらしい。
    同会で彼らが作った川柳や有名な噺に出てくる川柳を紹介、巻末には掲載した川柳の索引もついている。
    作者の落語観や知識には疑問符がつく処もある(志ん生と馬生の貧乏の違い、圓生から受ける云々、ら組は雲助以前にも彦六たちもネタにしてる等)し全体の構成にまとまりがない気もするが、落語の中に出てくる川柳に興味があるなら読んで損はないと思う。

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著者プロフィール

一九五五年、東京・江東区生まれ。読売新聞編集委員。都民寄席実行委員長。浅草芸能大賞専門審査員。「よみうり時事川柳」五代目選者。著書に『新宿末広亭のネタ帳』『使ってみたい落語の言葉』『落語と川柳』『噺家と歩く「江戸・東京」こだわり落語散歩ガイド』、編著に『落語家魂! 爆笑派・柳家権太楼の了見』など。

「2018年 『歌丸 不死鳥ひとり語り』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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