白文攻略 漢文法ひとり学び

著者 :
  • 白水社
4.25
  • (2)
  • (1)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 105
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784560086322

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 2023年12月23日図書館から借り出し。正月の読み物。

  • 可以以波女餘乎尓奈幾徒乃无保乃己加留禮久弖世佐尓支奈宇曽女餘加无布久者尓登无保可南

  • 「ひとり学び」というだけあって、とても読みやすい。
    加地伸行『漢文法基礎』も以前読んで、いい本だと思ったけれど、それよりもっと読みやすい。
    版型のせいかもしれないな、とも思うけれど(文庫は一ページの情報量が限られるので、こういう本には向かない気がする)。
    自動詞他動詞の区別が漢文法にはないということなど、とても勉強になった。
    感動詞や語気助詞のニュアンスの差なども説明されていて、とても有用だ。

    加藤さんというと、最近の新書では音のイメージを意味につなげる傾向が強くて、ちょっとついていけない部分を感じていたが、この本ではそういう話はほとんどなかった。
    それも好感を持った一つの理由かも。

  • 漢文を学ぶと、実は日本語を理解する上でも、漢字を理解する上でも役立つことが多い。漢字がただひたすらに並んでいるイメージのある漢文だが、読めると面白く、新しい発見があります。
    興味のある人は、ぜひ読んでみて下さい。(教育学部 国語専修)

  • 若・如だっか?,本文と訓読では異なる字が使われている。
    166頁 尚 例文に「尚」を脱す。
    167頁上 「達する」の下「。」を脱す。
    167頁下 「あらためる」=⇒「あらたムる」か?
    170頁上 「しょうぜざればなり」 「以」字を無視している。「しょうぜざるをもってなり」ではないか?
    171頁上4 「好仁者惡不仁者」ヒトをこのむものとふじんをにくむもの
    172頁上「嘑爾而与之,行道之人弗受」……みちをゆくひともこれをうけず。
    「これを」って,まさか「行道之」の「之」?そんなアクロバット,あり?
    172下「よりは」
     例文をみると「与」単独ではなく,「与其」でつかわれるようだ。
    173上「皆物之情也」もののじょうなり。
     「皆」はどこへいった?
    173上末「如此哉」このごとからんや。
     「カクノゴトシ」は漢字ではどうかくのだろう?

    78上 館
     個人的には「居着いて家庭教師をする」の意をあげる。
    179上 「糾」きゅう「あざなフ」 「糾」きょう「あざなフ」
     おなじ意味なのに、わざわざふたつあげるのは理解にくるしむ。
     そもそも「きょう」は、常用漢字の字音にはいっているのか?
    180上 勤 [つク]例文「つくすべからず」
     「つク」と「つくす」は、おなじことばとしてくくっていいのか?

    186下 首 「顕に示す」
    意味不明。理解できない。

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

1963年生まれ。明治大学法学部教授。専攻は中国文学。主な著書に『京劇――「政治の国」の俳優群像』(中央公論新社)、『西太后――大清帝国最後の光芒』(中公新書)、『貝と羊の中国人』(新潮新書)、『漢文力』(中公文庫)など。

「2023年 『西太后に侍して 紫禁城の二年間』 で使われていた紹介文から引用しています。」

加藤徹の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
古田島 洋介
ジャレド・ダイア...
三浦 しをん
マルクス アウレ...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×