- Amazon.co.jp ・本 (171ページ)
- / ISBN・EAN: 9784560094013
作品紹介・あらすじ
あやしい都市伝説がささやかれる大学病院で、ケータイ片手に次々と、若者たちが逝く-。とぼけた「死に方」が追究されまくる脱力系不条理劇。第52回岸田國士戯曲賞受賞作品。
感想・レビュー・書評
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ナンセンス!
ドラマがドラマになる途中で死んでしまった。なんと馬鹿にしてるんだろう。二番煎じの効かない面白さ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
生と死の落差がないのが、ぬるっとおもしろい。
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すごく好きな世界観だった。すごくあっさりとばったばった登場人物が死んでく。死に方も人それぞれ、死に際の表情も人それぞれ。映画も見てみたいと思った。染谷将太のケイスケを見たい。
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ブックデザインは木村敦子さん。
ファーストヴィンテージ<シルバー>に、細いラインで描かれた装画が銀箔で箔押しされている。タイトルは秀英体。青山ブックセンター六本木店の店頭で見たとき、ドキッとした。派手さはないのに、なんでこんなに目に入ってくるのだろう。
タイトル文字や扉などの文字の印刷も、手が込んでいる。 -
まさに「生きてるものはいないのか!」と叫びたくなるような作品。
しかしそれは二重の意味をもっている。ううむ。
何かが起こっているのだけれど、その正体がわからない、
もしかすると何も意味はないのかもしれない、
そんな“無気力”なかんじが面白い。
舞台で観てみたかったなー -
あれ?あれ?
ある程度距離を置く他人同士
寂しい気がするのは
わたしだけでしょうか
もういなくなるのだから
その時のお願いくらい
聞いてやってはいかがでしょう -
図書館。戯曲。俳優全員に見せ場を作りたくて書いた、とテレビの対談で語っていたがなるほど。
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第五十二回岸田國士戯曲賞受賞作。登場人物18人がただただ死んでいきます。明確な原因も理由もないままパタパタと。(一応大学病院にまつわる都市伝説が語られますが、それが何⁉って感じです。) 悲壮感も悲劇性もなく、日常の延長線上に死を不条理かつ滑稽に配置しています。
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すごく好きです