ラヴェンナ:ヨーロッパを生んだ帝都の歴史

  • 白水社
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  • Amazon.co.jp ・本 (552ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784560094501

作品紹介・あらすじ

中世キリスト教世界の成立に決定的な役割を果たした地中海都市の歴史を、主要な人物と美術の分析をまじえて描く。ダフ・クーパー賞受賞。

感想・レビュー・書評

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  • ラヴェンナの栄光の時代、400年頃から800年頃までを扱う。ガッラ・プラキディア、東ゴートのテオドリック王、ユスティニアヌス大帝、さらに歴代のラヴェンナ司教や逸名の世界誌家、カール大帝などーーラヴェンナに大きな足跡を残した人物を軸に歴史が描かれる。ラヴェンナから見たローマ、ビザンツ、東ゴート、教皇、フランクの歴史とも言える。一つ一つの章を積み重ね、ヨーロッパの誕生につながる終章へと導く記述。聖ヴィターレのモザイクもヨーロッパ誕生に関わる重要な要素であった。ラヴェンナはまさに「ヨーロッパという合金を生み出した坩堝」だったのだ!

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著者プロフィール

1942年生まれ。初期キリスト教史、ビザンツ女性史を専攻。キングズ・カレッジ・ロンドン(ロンドン大学)の古代末期・ビザンツ学講座名誉教授。皇族女性の活躍を描いた『緋色の女性たち――中世ビザンツ帝国の支配者』は高く評価され、各国で翻訳されている。考古学・美術史にも造詣が深く、現代ビザンツ史研究の第一人者である。

「2022年 『ラヴェンナ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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