- Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
- / ISBN・EAN: 9784560094518
作品紹介・あらすじ
グローバル化の今だからこそ問う。私たちは本当に〈越境〉しているのか、と。パンデミックと戦争のさなかに見出した書評という方法。
感想・レビュー・書評
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国際交流基金の職員の愛読書を集めた本。文化交流の最前線にいる人々の思うところが綴られていて幾つかの気づきがあった。
・人を動かす
・戦争の記憶
・「やさしい日本語」は何を目指すか
・他者の靴を履く
・ポートレイト・イン・ジャズ
は、海外で暮らす前に読んでおきたいと思った。 -
☆重要なことは現実を無視して理想論を振りかざすことではなく、現実と理想を行ったり来たりしながら、偏見や差別といった人間の根源的な問題を理解するように努めることだ。そのためには、自分だけの視点や価値観から一歩離れ、現地の視点や価値観に立つこと、つまり、物理的にだけでなく、精神的にも国境を越えることが求められる。
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ブックガイドとして見た場合、それぞれは短くまとめられていて各筆者の経歴や経験の違いから、とりあげる書籍やそれへの距離感と言った要素の幅が広く
そもそもの集団の母胎に対しても個人的には知らないことばかりで、知らないことに触れる一端としてのブックガイドの役割として多く資するものがあると思われる。 -
独立行政法人国際交流基金の職員、ob/ogが国際交流に関する愛読書を評するという企画がまず面白い。
それぞれを読んでいきたいなぁと思わせる筆力がまた不思議で面白い。 -
東2法経図・6F開架:019.9A/O24k//K