皇帝ユスティニアヌス (文庫クセジュ 883)

  • 白水社
3.33
  • (1)
  • (0)
  • (1)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 27
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (182ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784560508831

作品紹介・あらすじ

「帝国」の再興に心をくだいた、六世紀の偉大な皇帝-ユスティニアヌスは、世界の新たな統合原理となるキリスト教の教義論争に介入し、イデオロギーの統一にも情熱を注いだ。本書は、当時の政治・経済の枠組を解説しながら、ユスティニアヌス帝の法制・行政改革や宗教政策など、多彩な事績の全貌を示す。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 地中海世界の栄光を取り戻そうとした、6世紀の ビザンツ皇帝─ユスティニアヌスは、西欧法体系 の礎『ローマ法大全』を完成させた。また、「帝 国」のあらたな統合原理となるキリスト教の教義 論争に介入し、イデオロギーの統一にも情熱を注 いだ。度重なる災害や疫病の流行にみまわれた が、聖ソフィア大聖堂(コンスタンティノープル のドーム型教会)の再建や数々の修道院・宮殿・ 水道・浴場施設の建設も行なっている。 本書は、当時の政治・経済などの枠組みを紹介し つつ、彼がなしとげた法制・行政改革と宗教政策 について、解説してゆく。婚姻による姻戚関係・ さまざまな駆け引き・賠償金による休戦協定など によって推し進められた再征服・防衛戦争につい ても詳細に追ってゆく。多彩な事績の全貌を示 す、歴史概説書。

    「帝国」の再興に心をくだいた、六世紀の偉大な 皇帝―ユスティニアヌスは、世界の新たな統合原 理となるキリスト教の教義論争に介入し、イデオ ロギーの統一にも情熱を注いだ。本書は、当時の 政治・経済の枠組を解説しながら、ユスティニア ヌス帝の法制・行政改革や宗教政策など、多彩な 事績の全貌を示す。

全1件中 1 - 1件を表示

大月康弘の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×