- Amazon.co.jp ・本 (361ページ)
- / ISBN・EAN: 9784561265634
作品紹介・あらすじ
人間の意思決定は気づかないうちにさまざまなバイアスを帯びている。ハーバード大学教授の手になる本書は、行動意思決定研究の広範かつ最新の成果を踏まえて、経営上の意思決定がどのような認知的・動機的バイアスを帯びるかを解説し、読者に意思決定改善の指針を提供する。
感想・レビュー・書評
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ファスト&スローの引用図書として多く出てきていたため読みました。
事例の重複が多いので、ファスト&スローさえ読めば十分かと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
最高です。
錯覚などの脳のクセみたいな話は大好物なのですが、そんなバイアスに関する情報が体系的に網羅されております。
脳の取扱説明書として手元に置いておきたいです。 -
摂南大学図書館OPACへ⇒
https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB99326093
注意深い意思決定が必要なときでも,実際は誰もがある程度のバイアスの影響を受けている。本書は,最新の成果を踏まえて多様なマネジメントの文脈の中で意思決定を分析,読者の経営上の意思決定が改善されるような重要な洞察を提供。
(生命融合科学分野 大塚正人先生推薦) -
事例を挙げながら、人間の根底で意思決定がどう行われているかあげられた本。
教科書のような構成なので他の心理学の本と比較すると読みづらいが、内容は示唆に富んで非常に面白い、 -
代表的なバイアスが並べられているだけで一貫性がない。
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【認知的不協和(cognitive dissonance)、確証バイアス(confirmation bias)、立場固定(irrational escalation of commitment)が生じやすい状況の例】(仮説)
独りよがりな使命感や根拠の乏しい万能感に囚われている。
成果が出るかどうか不確かな活動において成果を出したいという願望を強く抱いている。
自ら下した意思決定によって発生した損失が増えつつある。 -
↓貸出状況確認はこちら↓
https://opac2.lib.nara-wu.ac.jp/webopac/BB00196950 -
バイアスというと、なにか良くないものという印象があるが、
それは、生きていく過程で生きるために自身の軸となるミカタであり、
バイアスは大切な個性でもあると思うのである。
ということは、エッジのたった個性からの判断は、合理的ではないということでもある。
よって、自身のミカタ、言ってみればクセを知ること、そして、その対処方法を持つことが判断の納得性を高めるきっかけにはなるわけで、
特に、経営者の決断には、その結果に影響されるものが大きいがゆえ、
その時の決断の正解率を高めるために、
いわゆる、自身の及び相手もそれぞれにバイアスがあることを、そして、そのバイアスが何であるのか?を知ることから始めることが大切になる。
というわけで、
さくっと読むことはできないが、
決断に迷いを感じる時、あるいは、決断の吟味をしたいときに、
そばに置いて振り返るきっかけを持つことができる一冊となるのではないか?