面白くて刺激的な論文のためのリサーチ・クエスチョンの作り方と育て方: 論文刊行ゲームを超えて

  • 白桃書房
4.25
  • (2)
  • (1)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 179
感想 : 10
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784561267829

作品紹介・あらすじ

著者は、「良いリサーチ・クエスチョンはそれに対する答えと同じくらいに価値があり、時には答えそれ自体よりも重要である」と言う。しかしながらこれまで、実践的なリサーチ・クエスチョンの作り方、また研究に取り組む中でそれをどのように練り上げていくのかについて、十分検討されてきたとは言い難い。 本書は、こんにちの社会科学では、ほとんどすべての領域において、膨大な量の研究が発表されているにもかかわらず、その多くは、その影響の及ぶ範囲という点で、かつてのように大きな成果をあげていないとする。このような状況は、研究者たちの同調的な傾向によって生まれてきたとして、「ギャップ・スポッティング」(先行研究の中に各種のギャップを見出し、その穴埋めをするというような意)が孕む問題を取り上げた上で、「問題化」という手法を提案する。そして、批判的思考を心がけ、型にはまらない独創的なリサーチ・クエスチョンを提起していくことの重要性を強調する。 より魅力的でインパクトがある研究が増えていくとともに、広い視野を持った有能な研究者が育っていくことを願い、本書は執筆された。この著者たちの研究は、昨年弊社が刊行し、日本でも大きな話題となった『経営学の危機』でも随所に言及されている。同様の問題意識を持つ本書は、研究者たちの大きな注目を集めると同時に、これからの研究に力を与えてくれるだろう。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ■一橋大学所在情報(HERMES-catalogへのリンク)
    【書籍】
    https://opac.lib.hit-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/1001227035

    軽部大先生(経営管理研究科)推薦

  • レビューはブログにて
    https://ameblo.jp/w92-3/entry-12835217353.html

  • https://cool.obirin.ac.jp/opac/volume/924818

    ひなたやまにもあります

  • 『書く作法(ルール)を知る(応用編)』
    桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
    https://indus.andrew.ac.jp/opac/volume/1326019

  • 登録番号:0142389、請求記号:307/A41

  • 投票フォーム【社会・経済・教育】No.1

  • 若干読みにくいと感じる部分があるが、タイトルに記した通り他では得難い内容の本。
    文系分野の研究者ないし研究志望者なら絶対読むべきである。

  • 東2法経図・6F開架:307A/A41o//K

全10件中 1 - 10件を表示

マッツ・アルヴェッソンの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×