- Amazon.co.jp ・本 (420ページ)
- / ISBN・EAN: 9784562033911
作品紹介・あらすじ
ブリテン王アーサーと、円卓の騎士、魔術師マリーン、そして、ブリテンの善と栄光を求める彼らの終わりなき戦い、その伝説的な活躍のかずかずを描いた、生き生きとして、忘れがたい「アーサー王」の登場である。
感想・レビュー・書評
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ファンタジー好きなんで、読んどこって読んでみたらビックリ!
岩に刺さってたのエクスカリバーじゃなかったの!
ずっと勘違いしてた…詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
童話おとぎ話とは一線を画した という評があったが確かに
どちらかといえば民話に近い。
そして織りなされる感情の波
ロマンスの起源を見た気持ちだった。 -
サトクリフによるアーサー王伝説の再話。
3部作の1作目。
※以下の感想は、3部作全体を通してのものです。
重要なエピソードを網羅しながら、わかりやすく語りなおしているという印象。
アーサー王伝説の入門としてお勧めだと思います。
美男子ではないランスロットの人物造形には、サトクリフのオリジナリティを感じました。 -
以前に読んでいた本。神話にはまった子どもに、あらためて読み聞かせに使おうかと取り出したが、いざ読みなおしてみると近親相姦がストーリーの中心におかれていて、ぼかされた表現の背後がわかるようでないと面白くないことが判明。断念した。この面白さがわかるのは思春期以降だろう。
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有名なアーサー王伝説を作者の色付けで語る3部作の第1作(まだ残りの2冊は読んでいませんが)。
伝承で語られるような欠点のない偉大なる王とその王に使える高貴な騎士というイメージではなく、登場人物それぞれの良くも悪くも人間味のある感情が見える個性があります。
描かれる恋愛部分がアーサー王の物語の重要な要素なのだろうと感じましたが、個人的にはもう少し剣と魔法のファンタジー要素が濃い方が好みのようでした(あるいは恋愛要素が純愛なら…)。 -
「愛は、来るも来ないもみずから選ぶものだ。軛にはめてむりに牽いてくることなど、できるものではない」 p.251
「ケイは、いつもぼくを懲らしめてくれと頼みまわりながら、人生を渡っているようなものさ。たいてい、その頼みはきいてもらえるな」 p.404 -
他の小説みたいに食らいついて読んでないこともあるが、ハードカバーの割には分厚くてなかなか読み終わらない。
本作、アーサー王伝説の再話である。
R.サトクリフが著しただけあって読みやすい。想像を掻き立てる風景の描写も彼女らしい。アーサー王伝説は、諸事情から三国志や平家物語などに比べると破綻があったり面白味に欠けたりする様だが、このサトクリフ版はキャラクターに血肉が通っておりわりと楽しく読めた。 -
世界観は素敵だったのですが、ちょっと読み進めにくく感じました。
話自体は魅力的なお話ばかりで面白かったです。
2、3巻も読んでみようと思います。