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- Amazon.co.jp ・本 (585ページ)
- / ISBN・EAN: 9784562034987
感想・レビュー・書評
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神官たちの勢力があまりにも大きくなりすぎたのを嫌い、
世界初の一神教を始めながらも失敗に終わり、エジプト史
から完全に抹殺されていたアクエンアテンのアマルナ改革と
出エジプト─ユダヤ教の聖書に書かれた歴史を結びつけると
いう、日本史で言えば天照大神と邪馬台国の卑弥呼を結び
つけるような歴史ロマン。今までなぜそれに思い当たら
なかったのだろうとさえ思える興味深いトピックをエジプト
のヒエログリフとヘブライ語・アラム語の聖書の研究から
導きだそうという意欲的な書物。その正否はともかくとして
内容は非常に心そそられるのだが、翻訳のせいか文章が
とにかく断片的で読みにくくわかりづらいことこの上ない。
しかも日本語として意味の通らない箇所も見られるので
決して人に勧められない本なのである。こまったものだ。
しかし、この「ユダヤエジプト起源説」をシャンポリオンや
フロイトが唱えていたことすら知らなかったのは何となく
くやしいな(笑)。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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