サルとすし職人: 文化と動物の行動学

  • 原書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784562035885

作品紹介・あらすじ

『政治をするサル』『仲直り戦術』『利己的なサル、他人を思いやるサル』などの著作で知られる動物行動学の奇才フランス・ドゥ・ヴァールの最新刊。人間の善良さから東洋哲学、動物の擬人化から美的感覚、科学における理論の役割からニホンザルのイモ洗いまで、さまざまな話題を盛り込みながら「文化」をキーワードに、人間と動物の垣根を乗りこえる話題作。

感想・レビュー・書評

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  • 2002年刊行。タイトルからは判りにくいが、動物文化行動学について検討した書。霊長類はともかく、他の生物の文化的と目される行動は、ヒトとは感覚器官や脳の構造的・器質的差異が大きいため、その要因は遺伝的性質由来と見ざるを得ないところ。特に、利他行動が遺伝的にプログラムされているかも、という知見にはおどろく。本書ではいくつか挙げられるが、子トラを育てた犬や、人間をサメから守ったイルカなど。訳者は西田利貞氏、藤井留美氏(後者は「脳と心の地形図」の訳者でもある)。

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