- Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9784562037049
感想・レビュー・書評
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おもしろいのもあったけど、わけ分かんないのもあったなぁ。
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20190922
ホームズのパスティーシュ・アンソロジー。ようは、二次創作。短編小説とホームズ・ワトソンに関する評論も入っている。
ワトスンの役割の重要性については同感。冴えのない助手かも知れないが、天才だが人格に難のあるホームズをより人らしくあらしめるのがワトスンなのである。天才探偵よりも、人間味のある助手の方が好きなんだよな、と。最後のインターネットに関する論評?は、すごく古く感じるが、訳のせいなのか、時代の早さなのか。 -
シャーロック・ホームズものを愛する作家達によるパスティーシュ。
趣向を凝らしてあって、楽しめます。
短編のアンソロジーですから、どこからでも読めます。
アン・ペリーの作品は、ヴィクトリア女王に会うシーンがあり、面白い。絶対コナン・ドイルが書くはずはない話で、後世から見ると、何故会ってないのか不思議みたいな感覚があるから。 -
本のタイトル通り、ワトソン博士に注目したパスティーシュや、ワトソンに対する考察が書かれている。
中には読み飛ばしたくなるような退屈な話もあったけど、それはパスティーシュ系だからね。
ホームズものを書き始める前、書き始めるきっかけを、ドイルが書いた手紙という形で描いた「”冒険”の始まる前」、その発想が面白い。 -
ワトスン好きにとってワトスンが活躍する話を読めるということは本当に嬉しく、タイトルに惹かれて読んでも、なかなか満足出来る。特に「ハイランドの虚報事件」での活躍っぷりは素晴らしい。アン・ペリーはワトスニアンなのだろうか?
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海外作家13人によるなんでもあり〜なパロディ集(エッセイ2本含む) あのウィリアム・ジレット(ドイルに絶賛されたホームズ役者)が探偵役になったり、『ストランド』にあてたドイルの手紙(ホームズのモデルとは??もちろんパロ)があったり、異色作も楽しめる。かも。