- Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
- / ISBN・EAN: 9784562049943
作品紹介・あらすじ
世界の宗教を、キリスト教、イスラム教、ユダヤ教、ヒンドゥー教と仏教、その他の宗教の5章に分け、
それぞれの傑出した宗教家・思想家を6~15名選び出して解説。
感想・レビュー・書評
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前々回のレビューがアフリカの本だったため、そう言えば会う人がことごとく「敬虔なクリスチャン」とやらだったなと思い出していたら、図書館でこの本を見つけてしまった。
日本国内では決して布教に成功したとは言えないが、全世界でみると20億人以上の人がキリスト教徒を名乗っているらしい。
でもキリスト教ってあくまでもユダヤ教の異端分派なのよね。
ユダヤ教徒たちは、ナザレのイエスなんぞ「ポッと出の小僧っこ」呼ばわりなんである。
パラパラめくっていたらちゃんとその部分にも触れていたので、読んでみることに。
125ページの中で50の宗教だから無理があるかなと思ったが、コンパクトによくまとまっている。見開き2ページに1宗教ずつの紹介で、右側には挿絵入り。
第1章がキリスト教。2章がイスラム教。
3章がユダヤ教で4章がヒンドゥー教と仏教。
それ以外の宗教は5章に登場する。
それぞれの章の前に簡潔なトピックがあり、イスラムの「シーア派」と「スンナ派」の違いについて知ることが出来たし、万物の存在には創造が必要だったのかと、しばし考えてしまったり。
意外だったのは、物理学者であり哲学者だと認識していた「パスカル」が、キリスト教の章に顔を並べていたこと。
理性は神への信仰に関与するかという「パスカルの賭け」は、懐疑的だが関心はあるという人間にとってとても興味深いものがある。
イエズス会に対する攻撃の書も著していたというから、急にファンになった気分だ(笑)。
もうひとつ意外だったのは、最後の章に「孔子」が登場していること。
著者が選択した結果なのだろうが、孔子は神の存在に関しては一言も言及していなかったと思う・・ま、異端ではないからいいか。
宗教と聞くだけで忌み嫌う人が多いため、なかなかこの手の話題をふることが出来ないのは不便なことだ。
英語の早期教育を施すだけでなく、こういった本を教材にして世界の宗教について教えるのも国際教育の一助かと思われるが、どんなものだろう。
と、ここまでのレビューで載せてみたら、右サイドに同じ著者のシリーズを発見。これは読んでみなければ。 -
宗教について学ぶキャンペーン(自分の中で)の、2冊目。
タイトルだけでババッと選んだけれど、思っていたのとちょっと違った。
50の宗教ではなく、50人の宗教家。
それはそれでいいのだけど。
哲学と宗教って、やっぱり密接だなぁと思った。 -
↓貸出状況確認はこちら↓
https://opac2.lib.nara-wu.ac.jp/webopac/BB00249802 -
登録番号:11511 分類番号:162ス
私は、必要だと思いますよ。民族と国家を理解するために。
私は、必要だと思いますよ。民族と国家を理解するために。
記事に賛同してくださって嬉しいです!
神様の存在を信じさえすれば、あ...
記事に賛同してくださって嬉しいです!
神様の存在を信じさえすれば、あとは何をしても良いという宗教もたくさんありますからね。
なにせキリスト教が、そうですから。
こちらが大事にしていることがあるのと同じくらい、相手にも大事にしていることがあり、それが宗教なのだということです。
いくら語学力を磨いても、それを把握しておきませんとね。
つかず離れずの良いお付き合いを他国の人たちと築くためには、必須条件かと。
こんにちは
>なにせキリスト教が、そうですから。
私も、ほぼ同じ認識ですよ。(^^;
>良いお付き合い
これも...
こんにちは
>なにせキリスト教が、そうですから。
私も、ほぼ同じ認識ですよ。(^^;
>良いお付き合い
これも同感!やはり、相手のことを考えないとネ。