21世紀本格ミステリ映像大全

著者 :
  • 原書房
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本棚登録 : 47
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784562054893

作品紹介・あらすじ

「TRICK」「金田一少年の事件簿」から「貴族探偵」にいたる、話題を呼んだ「映像の本格ミステリ」を、邦画・洋画からテレビドラマ、アニメ、バラエティにいたるまで縦横無尽に紹介! コラムやインタビューも交えた読んで楽しい本格ガイド!

感想・レビュー・書評

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  • 映像化されたミステリ作品を紹介する本。
     
    いわゆる解説本なので、この本自体を評価するのは難しいのですが、解説を呼んで観たくなった作品がいくつかあったというのは収穫でした。
     
    本書で取り扱う対象は、2001年から2017年に発表された映像作品。
     
    その中でもおもしろいもの!
     
    知らない作品でも解説を読んでいるだけでもワクワクしてきます。
     
    もちろん全部を観たり読んだりするのは不可能ですが、この中の作品のいくつかは読んでみたいな、と思わせてくれる解説本でした。

  • 先だって読んだミステリ漫画本の中で本書に触れられていて、是非にと思って入手・読了。日常的にTVを観なくなって久しいので、これを読んでもあまり興味なんか持てないかも…、って気持ちもあったけど、そんなことはありませんでした。これまでに面白く感じた映像作品において、かなりの割合でミステリ物が含まれることに改めて気づき、かなり興味を惹かれた作品が多かった。ドラマシリーズを見通すのはさすがにハードル高く感じるけど、まずは映画でサクッと味わえたら、と。気になったものは下記。

    アヒルと鴨
    アフタースクール 鍵泥棒のメソッド
    神様ヘルプ!
    逆転裁判
    マダム・マーマレードの異常な謎
    イニシエーション
    22年目の告白
    狂覗
    ロクヨン

    ライフオブデビッドゲイル
    dot the i
    ソウ
    プレステージ
    ロフト.
    トールマン
    屍憶
    インビジブルゲスト
    そして誰も (2015 イギリス)

  • 2001年〜2017年までの映像ミステリーガイドブック。突っ込んだ切り口ではないものの、邦画、洋画、テレビドラマ、アニメなど多岐に渡って紹介されています。近年の海外映画に疎い自分には有り難いです。
    また、名探偵ポワロの「アクロイド殺人事件」やガリレオの「聖女の救済」など千街氏が思う失敗作まで取り上げているところや、合間に挟まれているコラム「ミステリ色のあるマイナーホラー映画」「韓国映画どんでん返しの系譜」は大変興味深く、参考になります。

  • 21世紀に入ってから映像化された本格ミステリ作品のガイドブック。ここでの本格は、「論理的な謎解き」だけでなく、「結末の意外性」「トリックの秀逸さ」「伏線の巧妙さ」のどれかが含まれていればOKとの事。
    大変な労作には違いないが、対象を国内外の映画だけに絞ってほしかった。国内テレビドラマや海外ドラマは、見ない(またはもう見られない)作品ばかりで、ガイドブックとして個人的には必要を感じなかった。
    海外映画は見てみたい作品が大分あったので、DVDを借りようと思う。

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著者プロフィール

千街晶之(せんがい・あきゆき)
1970年、北海道生まれ。1995年、「終わらない伝言ゲーム――ゴシック・ミステリの系譜」で第2回創元推理評論賞を受賞。2004年、『水面の星座 水底の宝石』で第4回本格ミステリ大賞および第57回日本推理作家協会賞を受賞。著書に『怪奇幻想ミステリ150選』『幻視者のリアル』『原作と映像の交叉光線 映像ミステリの現在形』など、共著に『ニューウェイヴ・ミステリ読本』『本格ミステリ・フラッシュバック』『21世紀本格ミステリ映像大全』『書評七福神が選ぶ、絶対読み逃せない翻訳ミステリベスト2011-2020』など。

「2023年 『ミステリ映像の最前線 原作と映像の交叉光線』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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