- Amazon.co.jp ・本 (396ページ)
- / ISBN・EAN: 9784562056385
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「しらずしらずあなたの9割を支配する無意識を科学する」
我々は奥深いところまで社会的生き物である。
だれでも一人の時は誠実だが、二人以上になると偽善が始まる。
無意識に自己欺瞞を行っている。
話す機能は基本的に見せびらかす行為。自分の持っているリュックサックとその中身を見せびらかして、気に入ってもらうために話す。
顕示的消費=みせびらかすための消費。ほとんどの消費はこれ。
エコ自動車を買うのも顕示的消費。プリウスが特徴のある形をしているのは、一目でプリウスとわかるため。
顕示的利他主義=自分は利他主義の人間であると見せびらかすため。
「消費資本主義 見せびらかしの進化心理学」
自分用に買うか見せびらかし用に買うか。
写真の出現で、絵画は印象派や抽象画ができた。
手作業でつくられたものは価値がある、という価値観は手作業が大変だと知っているから。
コンクリートの建築「ブルータリズム」は一般人には無機質であると人気がないが、建築を知っている人はそれを作ることが大変であるがゆえに好む人が多い。
寄付は気持ちよくさせる。人に見られているときのほうが寄付は多い。
シグナリングモデル=教育そのものより卒業証書、ダイヤモンドの鑑定書など。 -
【版元】
著者:ロビン・ハンソン
著者:ケヴィン・シムラー
訳者:大槻敦子
シリーズ 好評・重版書
出版年月日 2019/02/27
ISBN 9784562056385
判型・頁数 4-6・396ページ
定価 本体2,700円+税
http://www.harashobo.co.jp/book/b436802.html
【簡易目次】
第1部 なぜ動機を隠すのか
(動物の行動
競争
規範
不正
自己欺瞞
ほか)
第2部 日常生活のなかの隠れた動機
(ボディ・ランゲージ
笑い
会話
消費
芸術
ほか)