「自分で食べる! 」が食べる力を育てる:赤ちゃん主導の離乳(BLW)入門

  • 原書房
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本棚登録 : 195
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784562057054

作品紹介・あらすじ

「離乳食を食べてくれない」
「作るのが大変」
「好き嫌いが多い」
赤ちゃんの離乳食はとっても大変。でもちょっと待ってください。
「離乳食はピューレをスプーンで」……その常識が離乳をむずかしくしていませんか?
赤ちゃんの口(くち)の力を奪っていませんか?

赤ちゃん専用の離乳食は作らず、固形食を〝手づかみ〟で食べ、口と歯の発達、そして「食べる力」と心身すべての能力を無理なく自然に伸ばす離乳法があります。
小児科医、看護師、歯科医、保健師、助産師、栄養士、保育士……子供の成長をサポートするプロがいま熱く注目する離乳法――BLW(baby-led weaning 赤ちゃん主導の離乳)のすべてをわかりやすく解説。
2008年に英国で出版されると大ブームとなり、現在はヨーロッパやアメリカを中心に20か国で翻訳出版されている話題の本、ついに邦訳!
カラー口絵8ページ付き。

感想・レビュー・書評

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  • BLWについての入門書。が、科学的なエビデンスではなく、経験者のエピソードが主なのが残念。

    食べ物とそうでない物の区別がつかず、誤飲誤嚥の多い時期に、赤ちゃんが自分で本当に自ら食べれる物を選別できるのか?という疑問が残ります。
    さらに、うちの子はミルクをあまり飲まず、離乳食(補完食)で積極的に栄養を摂らせないと体重が増えない子だったので、BLWは合わなさそうと思いました。

    本にはデメリットなどはほぼ書かれていないので、これだけ読んで鵜呑みにするのは危険かなと思いました。

  • 子供が離乳食初期にスプーン拒否になり、自分で食べたい欲がすごく
    何か良い方法はないかと思っていたときに
    BLWに出会いました。

    興味深い内容だったのでこの本を手に取りましたが
    BLWをアゲるために従来のスプーンフィーディングをサゲる表現・事例紹介が多く
    正直途中で興醒めします。

    イギリス(外国)の本なので仕方ないのかもしれません。

    BLWのハウツーを学ぶためには良いと思います。

    が、離乳食の与え方の基本的なルールは他できちんと勉強すべきかと思います。

  • BLWを知って、この本を読んで実践中。
    長女の時は、一週間分の食材を週末に仕込んで、冷凍保存&解凍して調理して、食べてくれなくてツラ…ってなってたけど、今は自分のご飯を作るついでに大きめ野菜やお肉を茹でたり蒸したりしてあげるだけでかなーり楽!
    イギリスの親子の話が主なので、「白米はどうやってあげようか…」と日本の食材については別途SNSなどでヒントを得ている。

  • とても勉強になった。BLWとはBaby-Led Weaningといって、赤ちゃん主導の離乳食のこと。楽しめる、家族といっしょに食事ができる、手指の巧緻性が身につく、離乳食を別途用意しなくて良い(これには多少個人的に疑問もあるが)などのメリットがある。
    実際にBLWを実践するかは別として、いわゆるピューレ状の10倍がゆから始める離乳食にこだわりすぎる必要はないと感じることができた。5か月から無理に始める必要もないということも。
    スプーンを他人に入れられるのは成人だって嫌なのは誰にでもわかる。それをされたら、5ヶ月で発達していない赤ちゃんは余計、げーっと吐き出したりするのも当たり前だ。

    ・無理に5か月から始めない。
    ・スプーンを押し込まないようにしたい

    これは少なくとも思った。BLWの本を他にも読んだり、インスタで見てできそうだったら、トライしてみたいと思えた本である。

  • 読み始めたのが遅かったから7ヶ月半頃からだけど、ピューレからBLWに切替えて大正解!!
    ベイビー自身が自分に必要なものを選び、試したり研究して、危険の回避能力を身に付けていくのが目に見えてわかり、私もベイビーも食事の時間が心にゆとりのある楽しい時間に変わりました。

  • BLWの指南書。
    BLWで悩むことが全て書かれてる。
    全ての内容が重要で要約するところがない。
    (なので、要約を読むより本を読んだ方がよい)
    分厚く、各項目について詳細に情報が記載されてるので、BLWをより具体的に知りたい人向け。

  • この本だけでは不十分かもしれないです。

    ピューレを食べたがらない子だったので、
    6ヶ月からこの本や、色んな情報を集めてBLW実践しました。我が子に限った話かもしれないですが、

    手羽先やにんじん、柔らかいおにぎりを自分で
    ちゃんと咀嚼して食べていてびっくり。

    小さなかけらになった食べ物も一生懸命つまむので、手先が器用になり、10ヶ月くらいには簡単なパズルをしたり、1歳の誕生日には自分の身長くらい積み木を積み上げられるようになりました。

    誤嚥は親がきちんと見ておけば大丈夫だし、
    姿勢を正しく座らせるとむせる事はありませんでした。

    この本を読んだだけで不安な方は、「日本BLW協会」のホームページとかに、歯医者さんの声なども載っているのでおすすめです☺️
    ドロドロが嫌いなお子さんは一度試してみては???

  • 読み返すか?は微妙。Kindleで良いかも。

    これを読んでたけど、アレルギーや窒息が不安で6ヶ月からペーストでスタート。乳(ミルク)アレルギーだったこともあり、スタートはペーストで良かったかな。その後8ヶ月あたりからBLWへ移行。初めは詰め込みすぎていたところ本のアドバイス通り授乳⇨BLWの順番にしたところ詰め込みすぎなくなった。

    他の方も書いている通りこの本はデメリットは書いてないので鵜呑みにしないほうがいいかな。いろんな情報を自分でとりに行ってどう進めるか考えていくのが良いと思う。

    あとは翻訳が直訳っぽいので少し読みづらい。

  • この本を読んでからBLWを始めました。
    筆者の大切だと思うことを何度も述べられているので分かりやすい。
    赤ちゃんを信じてBLWを勧めていくことが大切だということがよくわかった。
    実際現在9ヶ月の次女は6ヶ月からBLWを開始してから今まで、食べたいものを自分で選び、好きなだけ食べる。食べっぷりはみてて気持ちが良い。
    自分で食べきれるれる量を口の中に含んだり、口腔内の食べやすいところに上手に食材を運んでいく姿は赤ちゃんなのにすごいなぁと関心。
    従来の離乳食のように食事時間は別でなく家族と一緒なので、長女の時より食事時間を楽しんでいる様に思う。
    BLWが赤ちゃんの性格にも関係してきている様に感じています。

  • BLW(赤ちゃん主導の離乳)についてわかる
    0歳〜1歳程度のお子さんをお持ちの方におすすめ

    1歳8ヶ月の子供がいますが、もう少し早く読みたかった!それでも参考になりました!

    離乳食といえば、ペースト状にしたものをあげますが、BLWではその必要はありません。赤ちゃんのペースで食べさせ、見守り、一緒に食事するので、お母さんが赤ちゃんにつきっきり、ということもありません。
    考えてみれば、1番自然な形で、つかれない方法かと思います。

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著者プロフィール

イギリスの助産師であり保健師。赤ちゃん主導の離乳(BLW: Baby-led Weaning)の提唱者。授乳と小児の発育を研究。20年以上保健師として勤務しながら、助産師、授乳コンサルタント、母乳育児相談員としても活躍。修士課程中に赤ちゃんが固形食へ移行するためにどのような発達上の準備をしているのかについて研究、「赤ちゃん主導の離乳」を理論として発展させた。その後、親が赤ちゃんに離乳食をスプーンで与える方法と赤ちゃんが自分で手づかみ食べをする方法を比較研究して2015年に博士号を取得。3児の母。

「2019年 『「自分で食べる!」が食べる力を育てる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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