- Amazon.co.jp ・本 (438ページ)
- / ISBN・EAN: 9784562060894
作品紹介・あらすじ
行き先も告げられず、婚約者ダーシーの車に乗せられた公爵令嬢ジョージー。なんと向かった先は、グレトナグリーン。駆け落ち結婚が認められる場所だ。
ところが荒野を走る二人の車は吹雪で足止めされてしまい、立ち寄った町で最悪のニュースを耳にする。
アイルランドにいるダーシーの父親が殺人容疑で逮捕されたというのだ。駆け落ちを諦め、ただちに父親の元へ向かったダーシーがジョージーに告げたのは、無情にも別れだった。
ついさっきまで夢見ていた二人の明るい未来が、音をたてて壊れていく。多額の借金を抱えていたダーシーの父キレニー卿は先祖代々の城をアメリカ人の富豪に売り払い、かつて自分の城だった場所で馬の調教師として雇われていた。
ところが、サラブレッドへ薬物投与したとして解雇され、口論となってアメリカ人を撲殺した疑いがかけられていた。
残された証拠と強い動機すべてが、父親が犯人であることを示している。婚約解消はジョージーを守りたいがための苦渋の決断だった。しかし、ジョージーは周囲の反対を押し切り、単身アイルランドのダーシーのもとへ。
未来の義父との初対面は最悪のタイミングになってしまったが、愛する人との未来を信じ、ジョージーは事件の真相究明に乗り出す。
感想・レビュー・書評
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貧乏お嬢さまのシリーズも10作目。
佳境です!
ジョージーは公爵令嬢だが、一文無し。
1930年代当時では、身分が高すぎて仕事に就くのも難しく、やり繰りに苦労していました。
恋人のダーシーもなかなかはっきりしなかったのですが、ついに…?
前作の終わり、ダーシーの車に乗ったジョージー。
目指すは駆け落ち結婚!
ところが吹雪の中、立ち寄った町で思わぬ事件を知ることに。
ダーシーの父親が殺人容疑で逮捕された?!
ダーシーの父親キレニー卿は、アイルランド貴族。
先祖から伝わる城をアメリカの富豪に売り渡し、自分はそこの厩舎の調教師という役割に甘んじていました。ところが、富豪が殺されてしまったのです。
ジョージーに迷惑はかけられないと単身、故郷へ戻ったダーシー。
ショックを受けつつも、ショージーもすぐ後を追い、力になる決意を見せます。
気難しい父親には拒否されますが…
これまでほとんどわからなかったダーシーの家族の事情や、父親の人間像もわかり、話がドラマチックに進みます。
華やかな大人の女性が飛行機で着陸して、空気を変えてくれたり。
困り者の侍女クイーニーにも、良いところがあるとわかったり。
推理の部分と、恋愛と、ユーモアと、配分良く盛り上がり、面白く読めました☆詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ジョージーを乗せて北へと車を走らせるダーシー。行き先はスコットランドのグレトナグリーン!が、幸せを目前に飛び込んだ、ダーシーの父の逮捕のニュース。ダーシーは急遽アイルランドへ。ダーシーに説得されたジョージーは兄の元へ帰るが、ダーシーからの別れの電話を受けアイルランドへ。ダーシーの友人(?)ポーランドから亡命してきた王女、ゾゾに嫉妬しつつも、強力な味方として3人での捜査が始まる。何度も追い払われても食らい付くジョージーのダーシーへ想い、やっぱり良いよね!今回は2人の推理が…というより、警察があまりにも杜撰だったな、という感じ。
いつもフィグの尻に敷かれっぱなしだったビンキーがやっとジョージーに味方してくれた!!やれば出来るじゃないか。 -
グレトナ・グリーンへ婚約者とともに向かったジョージ―。しかし、思わぬ事態で愛を試される!?またとてつもなく面白かった。もーいろいろと楽しい!ラスト近く、このページ数でどうすんのと思ったら、あのキャラクターがきましたよ……まさかの展開っすよ。次作は完結なのかなあ。大円団にしてくれそーで楽しみです。
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規定の厳しくないスコットランドで結婚するつもりだったけど。
やっぱり事件が。
最終的にうまく行きそうですが、まだ波乱がありそうです。 -
ダーシーとの結婚も少しづつ進んできたね。警察はあれで大丈夫だろうか。
クイーニーも得意なことがあったらしい。彼女の今後も楽しみ。 -
ジョージーの結婚、着々と進んでますね。