- Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
- / ISBN・EAN: 9784562061068
作品紹介・あらすじ
貧乏貴族同士の結婚は新居探しもままならならず、途方に暮れるジョージーに屋敷を譲ってくれるという気前のいい話が。ところが屋敷の使用人たちはどこか様子が変。ジョージーの身にも危険が迫り、結婚準備どころではなくなり⁉
感想・レビュー・書評
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大好きな「貧乏お嬢さま」シリーズ、12作目。
駆け落ちの後、一冊入って、さあいよいよ結婚?!
愛するダーシーとの結婚まで一か月、準備にかかっているジョージー。
しかし二人とも貧乏貴族で定収もないため、新居探しにも一苦労。
そこへ、降ってわいたようないいお話が!
ジョージーの母親の何番目かの結婚相手サー・ヒューバートが探検家で、ほとんど留守にしている屋敷アインスレーに住むよう言ってくれたのだ。
子供の頃(短い間だが)一緒に暮らしたジョージーを可愛がってくれて他に子供もいないため、実はもともと相続人となっていた間柄。
これですべて解決と懐かしい屋敷に出向いたら、そこは…?
執事はじめ雇人たちがすっかり入れ替わっており、感じは悪いわ、怠けるわ。
しかも、妙な出来事が相次ぐ。
ジョージーは召使いたちに毅然とした態度をとって、お屋敷の切り盛りにかかります。
さすが王家の血を引く公爵令嬢、お城育ちのジョージー。気はいいけどドジだったのに、ずいぶん成長しましたね!
お屋敷の謎がいかにも英国ミステリ的な面白さ。
探偵ぶりも堂に入って頭の切れを見せるジョージー。
素敵なダーシーを頼るだけでなく自立し、縛りたくないと思う、いい女ぶりです。
後半は、女優である母親や優しく堅実なおじいちゃん、ものすごい侍女のクイーニーまでが参加して支えてくれます。ハッピーオーラで?すべてがいい方向へ向かう兆候に。あのクイーニーが料理人としては役に立つんですよ(笑)
似合わないウェディングドレス問題や、貴族の挙式ならではな事情や盛り上がりもありつつ、前夜で終わらずに、ちゃんと結婚しましたよ。これはもうネタバレになってもいいでしょう。
ハッピーでよかった、よかった~シリーズはまだエンドじゃないけどね(笑)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
貧乏お嬢さまシリーズの12作目。イギリス王室の親戚ながら落ちぶれた貴族のお嬢さまが事件に巻き込まれて、謎を解きながら活躍するお話。1作目からずっと読んできたが、貧乏ながらも誇りを忘れず、勇敢に、時として無謀に行動するジョージーに、本作も共感あり、ハラハラドキドキありで面白かった。今回は新居探しに困っているところ、もと義理父に家を貸してもらえることになり、行ってみたら・・・という展開。いつも通り、いささか、うまく行き過ぎるところはあるのだが、軽いミステリーで私好み。
本作品で、ついに、1作目からゴタゴタしながら付き合ってきたダーシーと結婚してしまう。今までは、彼氏との微妙な関係のエピソードもシリーズの面白さであったので、結婚してしまったのは、ちょっと残念。奥さまとしてのジョージーがどう描かれるのか次作に期待。 -
とうとう結婚式が無事に終わりました。
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やっと結婚式