こうして絶滅種復活は現実になる:古代DNA研究とジュラシック・パーク効果
- 原書房 (2022年6月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
- / ISBN・EAN: 9784562071852
作品紹介・あらすじ
ネアンデルタール人の全ゲノム解析、絶滅種の再生――絵空事と誰も信じていなかった古代DNA研究が発展していった背景には何があったのか。映画『ジェラシック・パーク』の裏側にあった知られざる科学とメディアの力の物語。
感想・レビュー・書評
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OPACへのリンク:https://op.lib.kobe-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/2002330924【推薦コメント:有名な映画に関連して科学的な考察を読みたいと思った。】
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骨太なのは間違いないのだけど、邦題のせいで(売り出すためにはしょうがないと思うが)、この本が指摘する「セレブリティ科学に手を貸すハイプなマスメディア」の立場にこの本自体が陥ってしまうという、すさまじい皮肉になってしまっている。安易に「復活」と呼ぶ必要はないし、求めることもまた違うのだなと感じた。
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請求記号 457/J 72
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序章
古代DNA研究
推測的・秘儀的なアイデアから進化史研究のための革新的アプローチへ発展
方法とソース
注目を集める科学
第1章 『ジュラシック・パーク』以前
第2章 アイデアから実験へ
第3章 限界の検証
第4章 恐竜のDNA
第5章 制約を課す
第6章 汚染
第7章 古代遺伝学から古代ゲノム学へ
第8章 アイデンティティとしてのセレブリティ
第9章 戦略としてのセレブリティ
第10章 ジュラシック・パーク効果
終章 セレブリティ科学としての古代DNA研究
ハイプ=根拠のない不相応な関心や期待、過剰な宣伝