子育てプリンシプル

著者 :
  • 一ツ橋書店
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感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784565106216

感想・レビュー・書評

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  • かなり強引な論法になっている。この著者の他の著作の方が行動心理学の基本的な事が分かると思う。

  • ○臨床心理士の実学者である奥田氏による、行動分析学に基づく教育関する著作。
    ○著者の「メリットの法則」を読んでからの2冊目であったが、行動分析学を応用(?)した子育ての方法論について、自らの臨床を元に解説。
    ○子どもの行動をあくまでもクールに分析し、客観的な立場から解決法を提案する方法が、とても新鮮。
    ○著者の言っていること、考えていることは、至極もっともで当たり前のこと。このような「当たり前のこと」を感情論抜きに客観的に実践するというのは、出来そうで出来ない。
    ○現在(過去から続く)心理学や臨床心理学に対するアンチテーゼとしての行動分析学を、教育・育児に応用して捉えている印象。
    ○何よりも、「子どものため」と思って行動することが、そもそも間違いであるということに、誰も気がついていないのではないかと感じた。著者の言う「子どもが出来る前に書きたい」という強い意志は、まさにプロ意識の現れ。
    ○具体的な臨床のケースを紹介しており、スラスラ読むことが出来た。
    ○土台が大事。

  • これまでにも心理系の方が書いた子育ての本を読みましたが、違和感を感じていました。
    よくよく読んでみると昔ながらの子育てで、当たり前にされていたことを書いてあるのですが、私も反省することが多く・・・。

    授業参観に行けなくなったお父さんの演出がすごい。

  • 何があっても原則を貫く。ルールを1つ決める。それだけは守らせる。守れたらほめる。

  • クラゲ親が子どもをダメにする!

    ごちゃごちゃと悩み続ける親をバッサリ一刀両断。

    でも、人に対する温かい眼差しが文の根底に流れているので全然嫌な感じはしない。

    個人的には奥田先生の日常を見てみたい・・・。

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著者プロフィール

兵庫県出身。わが国において家庭出張型セラピー『自閉症児のための家庭中心型指導(home-based intervention)』を開始した草分け的存在である。行動上のあらゆる問題を解決に導くアイデアと技術、有効性が国内外の関係者から絶賛され、テレビやラジオなどでしばしば取り上げられている。1999年、内山記念賞(日本行動療法学会)を受賞。2003年、日本教育実践学会研究奨励賞受賞。専門行動療法士、臨床心理士。桜花学園大学人文学部准教授などを経て、現在、同大学院客員教授。2008年、第4回日本行動分析学会学会賞(論文賞)を受賞し、わが国初の行動心理学系の2つの学会でのダブル受賞者となった。2018年、日本初の行動分析学を用いたインクルーシブ幼稚園を長野県で開園した。

「2021年 『いじめ防止の3R』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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