あこがれの星をめざして (評論社の児童図書館・絵本の部屋)

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  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784566006454

感想・レビュー・書評

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  • ウミドリのヒナが飛び立つまでの恐怖の克服、葛藤、仲間との出会いを描いた物語。
    寝床の周りに二重の円を描く場面がかわいい。
    小さなヒナが自分より遥かに大きな海を怖がることに対して、アホウドリが海に比べたら誰だって、シロナガスクジラでさえもちっぽけだと言ってヒナに語るセリフにジーンときます。
    「クジラはクジラ分の大きさだし、おれはアホウドリの分の大きさだ。おまえだってウミドリ分の大きさなんだ。それ以上、何を望む!」
    大きいものと比べて怯える必要なんてないですね。

    カニの悩みはいまいちよく分かりにくかったです。

  • 海の風や嵐や波や、深さや暗さや広さを怖がり、浜辺から動こうとしない海鳥のヒナが主人公。海はあんなに大きいのに僕はこんなに小さいというヒナに「海に比べて小さくないものなんかあってたまるか…シロナガスクジラだって海の中じゃちっぽけ」と吐き捨てるアホウドリ。この場面が最高だった。

  • ウミドリのヒナと砂浜に住むカニ。

    外に出ることを怖がるヒナと、本当の自分を見つめるのを怖がるカニ。

    それぞれが一歩を踏み出そうとする物語。

    大人の絵本。YA向け。

  • 初めて読んだときは、登場人物がちょっとひねくれてて(笑)、あまり好きな絵本ではありませんでした。
    でも、時々読みたくなる。読み直す度に感じるものが変わってきます。
    ヒナドリが大人へと一歩踏み出すお話です。

  • 主人公のひなどりは不恰好な海鳥で、友達のカニは、ひねててさびしがり。なんだかとっても現代的なキャラクターなのに、細かいペン画が懐かしさもかもしだし。なかなか部屋から出られない10代に読んでほしいです。

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著者プロフィール

ラッセル・ホーバン

「1966年 『おやすみなさい フランシス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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