青い花のじゅうたん: テキサス州のむかしばなし (評論社の児童図書館・絵本の部屋)

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  • Amazon.co.jp ・本
  • / ISBN・EAN: 9784566007505

作品紹介・あらすじ

アメリカ南部、テキサス州の丘は、毎年、春になると、目のさめるような青い花におおわれます。その花は、昔の女性が日よけにかぶったボンネット(帽子の一種)によく似ています。そのため、この愛らしい野生の花は「ブルーボンネット」と名づけられ、テキサス州の州花になっています。先住民コマンチ族の伝説に基づいたこの物語は、ブルーボンネットの由来について語ったものです。同時に、トミー・デパオラの力強い筆致と色彩豊かな絵が、部族を救うために犠牲をはらった女の子"ひとりでいる子"の心を、みごとに描き出しています。

感想・レビュー・書評

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  • 「アメリカ南部、テキサス州の丘は、毎年、春になると、目のさめるような青い花におおわれます。その花は、昔の女性が日よけにかぶったボンネット(帽子の一種)によく似ています。そのため、この愛らしい野生の花は「ブルーボンネット」と名づけられ、テキサス州の州花になっています。先住民コマンチ族の伝説に基づいたこの物語は、ブルーボンネットの由来について語ったものです。同時に、トミー・デパオラの力強い筆致と色彩豊かな絵が、部族を救うために犠牲をはらった女の子"ひとりでいる子"の心を、みごとに描き出しています。」

  • 日照り続きの飢饉の村。ある少女〈ひとりでいる子〉が大切にしている人形を火にくべ精霊にささげました。人形の灰が落ちた所は辺り一面青い花のじゅうたんに。勇気と犠牲の物語。

  • アメリカ南部 テキサス州に伝わる先住民コマンチ族の伝説。
    長く続く日照りと飢饉をなくすには、大いなる精霊たちに求められたいけにえを捧げること。それを知り、<ひとりでいる子>は両親の形見のお人形を焼く。
    語ってみたい内容だが、テキストとしては不向き?でパオラにしてはエキゾチックなタッチ。
    【キーワード】アメリカ テキサス 伝説 コマンチ族 日照り いけにえ 精霊 人形 ネイティブ・アメリカン

  • デパオラの優しさがたまらない…(;´Д⊂)
    「ひとりでいる子」っていう訳も好き

  • みんなのために、自分の一番大切なものを捧げるってすごいことだね。

  • 図書館で借りました。

     絵本。昔話風。
     テキサス州インディオの昔話。
     ブルーボンネット(花の名前)の言い伝え。
     「ひとりでいる子」という名の孤児の女の子がいた。
     女の子は人形を大事に持っていた。
     人形は彼女のたった一つの家族の形見のようなものだった。
     ある時、村は日照りと飢饉に見舞われた。精霊に問うと、大事なものの生け贄が必要だという。
     女の子が人形を燃やすと、青い花がいっぱい咲き、村のみんなは女の子を「みんなを大切にする子」と呼ぶようになった。

     絵がなかなか濃い。昔話。神話っぽい。
     名前からわかるが、孤立している様子の女の子。そんな彼女が友達にしている人形を燃す。
     あちこちに解説があって、なんか絶対、無理して子ども向けにしたような気がする。

  • むかしばなし、でした その地、その地で
    花は違うし、風土も違うから、
    どのむかしばなしでも違ってくる
    けれど
    言うことやいいたいことの基本はあまり変わらない

  • 2011年5月9日

    <THE LEGEND OF THE BLUEBONNET>

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