タランと黒い魔法の釜 (児童図書館・文学の部屋 プリデイン物語 2)

著者 : ロイド・アリグザンダー 神宮輝夫

• 評論社

感想・レビュー・書評

[大和川葭乃さんの感想 · 2017年5月23日]

プリディン物語の第二部。不死の戦士〈不死身〉を作り出す魔法の釜を巡る争奪戦。「角の王」との戦いから約１年後、再びタランはギディオンと共に戦いに赴くが、同行するエリディル王子になにかと嫌がらせをされ、たびたび衝突する。
それを持つものに絶大な力をもたらす「釜」を巡る独占欲、名誉欲、権勢欲がタランたちの旅を困難なものにするが、それは成長のための試練でもある。
だいたいの予測は付いていたにもかかわらず、悲劇的な結末には胸を打たれる。こんなに面白いのに絶版だなんてもったいない。ディズニーが映画にするということなので、ぜひ再版を！（ディズニーがアニメにした「コルドロン」はこれが原作だそうです）

[鷹高みずえさんの感想 · 2016年10月14日]

なかなか面白かった。

ディズニー映画『コルドロン』は、どーしてあんなに、つまらない出来になってしまったのか本当に興味深い。

[magatama33さんの感想 · 2010年5月24日]

カラスのカアについて知りたくて読みました。

[calさんの感想 · 2008年11月16日]

1のとぼけた感じとは変って、指輪物語のような暗い影を帯びてきました。何かを得るための代償、一人の人間の中にある良い部分と悪い部分など。タランはこれからも成長していくのでしょう。

[よしさんの感想 · 2005年7月26日]

豚使い補佐