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- Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
- / ISBN・EAN: 9784566010185
感想・レビュー・書評
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プリディン物語第4巻。
前回の旅でエイロヌイ王女への愛に気づいたタランは、自分が王女に求婚するに足る男であるか、自分が何者であるか、両親は誰なのかを探す旅に出る。早い話が「自分探しの旅」の物語である。
これまでの物語が妖精譚の部類に入るものだったのに比べると、一人の青年の成長に焦点を合わせた物語となっているので、ずいぶんと趣が異なる。とはいえ、伝承物語の空気感はそのままに、タランは仲間たちと共に幾多の苦難を乗り越え、旅を続ける。そして、彼が遭遇した最大の苦しみとは。
結末のほろ苦さはあれど、読後感は爽快ですらある。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
カアが「いたずらもので興味をひくものがあると寄り道をする」とダルベンに言われています。物語の中では伝令と斥候の役をよく果たし、それほど困った存在ではないのですが。人の言葉は余りしゃべれないからか?
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