- Amazon.co.jp ・本 (332ページ)
- / ISBN・EAN: 9784566010673
感想・レビュー・書評
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小学生の頃に大好きだった作品のひとつで、図書館で何度も借りて読み返したのを覚えています。ユニークな作風でありながら、子供の個性や才能に理解の無い大人と、理解のある大人の姿が描かれていて、風刺的な要素の強い作品です。他の方のレビューにもあるように、子供心に、ミス・ハニーみたいな大人になれれば良いなあと思いました。また、大人たちから抑圧されても卑屈になることのないマチルダにも憧れました。自分が親になった時に、子供に読ませたい本です。
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小学校の頃に何度読み返したかわからない。
マチルダのひたむきさに憧れました。 -
そのとおりだと思った。マチルダは本当に天才少女だ。本を読む少女に一番興味を惹かれた。マチルダは小さくて経験もないのに、文学の巨匠が書いた作品をどういう思いや気持ちで読んだのかが気になる。そういえば、わからなくても読み続ければ意味はその後からついてくる、ってマチルダが本の中で言っていた気がする。とことん天才なんだと実感させられる。
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私は子どものころ、
マチルダにあこがれて、
「あること」をこっそり練習していました。
「あること」とは…
読んでみたら分かるはず! -
小学生の時に、学校の図書室から借りて読みました。「外国文学はつまらない」というそれまでの私の考えを変えてくれた。今でも心に残っている一冊。
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何冊かロアルド・ダールの本は読んでおり、その発想の飛びぬけ具合に正直ついていけないことの方が多く、これが子供向けの本かと思ってしまうことが多かったですが、この本は純粋におもしろかったですね。
最後の解説にもありましたが、ロアルド・ダールのメッセージ性がはっきりしており、彼の作品を読むにはこれを最初に読むと良いかもしれません。 -
もう10年以上前に読んだ本だが、こんなに愉快で爽快な本はその後も出会えてない。中学生に薦めると、ほとんどが「面白かった。こんな本が他にないか?」と言われる。ただ面白いだけでなく、マチルダの味方、おばさんの存在がいい。
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マチルダは、裕福だけど恵まれない家庭環境で、肩身の狭い思いをしながら逞しく生きてる幼い女の子。本が大好きで、謙虚で、ほんとの天才です。
前半は、そのあり得ないような教育環境にびっくり。
マチルダの逞しさ、頭の良さに舌を巻きました。
後半は、ミス・ハニーとの交流を通じて、次第に明るい兆しが見えてきてワクワクしたけれど、クライマックスでまさかの第六感的な展開に持っていかれるとは思わなかったです。
う〜ん。
結果的に、読了感は清々しかったけど。