- Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
- / ISBN・EAN: 9784566023635
作品紹介・あらすじ
恐ろしい闇の力を秘める黄金の指輪をめぐり、小さいホビット族や魔法使い、妖精族たちの、果てしない冒険と遍歴が始まる。数々の出会いと別れ、愛と裏切り、哀切な死。全てを呑み込み、空前の指輪大戦争へ-。旧版の訳をさらに推敲、より充実して読みやすく美しい、待望の「新版」。
感想・レビュー・書評
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映画『ロードオブザリング』はかなり良くできた映画だとは思っている。雰囲気もよく捉えているし、映像も綺麗だ。だが、気に入らないところがあるとすれば、この本を読んでもらえればわかると思う。
最も好きな場面が詰まった本。映画では割愛されてしまった、トム・ボンバディル。塚山のことも昔の戦争のことを考えると本当なら削れないし、フロドが底力を発揮する初めてのシーンでもある。
何より、一番わたしがあの映画化で気に入らなかったのはここで描かれているアセラスを使うシーンの割愛である。アラゴルンが王たる所以の伏線となる重要なシーンであるにもかかわらず、あの映画では取り上げられなかった。これがなければ、王がいかに民衆から愛され尊敬される存在なのかはわからないのでないかと思う。映画しか知らない方は覇王にしかうつらないのではないだろうか。最終巻『王の帰還』につながる重要な出来事なので、読んだことのない方には、是非通読をお勧めする。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
なぜか止めれない物語です!、、、(⊙ө⊙)
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そうそう、映画のさすらいのストライダーは違和感ありましたよね。やっぱり、サムに疑われるような、胡散臭さがないと⁈そうそう、映画のさすらいのストライダーは違和感ありましたよね。やっぱり、サムに疑われるような、胡散臭さがないと⁈2022/09/06
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青格子さん、こんにちは!(^^)!
胡散臭さ、大事ですね!馳夫さんには(笑)
もちろん映画のアラゴルンも臭ってきそうな汚れっぷりは良かっ...青格子さん、こんにちは!(^^)!
胡散臭さ、大事ですね!馳夫さんには(笑)
もちろん映画のアラゴルンも臭ってきそうな汚れっぷりは良かったですが
(笑)
2022/09/07 -
大人な胡散臭さがないとエオウィンが諦め切れないじゃないですか。きちんと考えられたキャラ設定だと思ってました。大人な胡散臭さがないとエオウィンが諦め切れないじゃないですか。きちんと考えられたキャラ設定だと思ってました。2022/09/08
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読了。旅の仲間 上2
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詩、というものを自分の中に取り込む事が苦手である。
文章のみで知らない土地、地理を頭の中で再構築するのはほぼ諦めている。
よってこの指輪物語、半分ぐらい勝手に私が世界を作り上げてしまっていると思われる。
でも、きっと読者の方ほぼ共通して感じることは
「しんどい」
ではなかろうか。大変すぎる道のり。
もっと助っ人登場していただけないのだろうか。
次巻へ -
言わずと知れた、トールキン作の壮大な物語。
久しぶりに読み返してみると、翻訳の関係もあるかもしれないけれど、文体が詩的で、かつストーリーのそこかしこに物語内の伝説や古歌が散りばめられていて、読んでいて美しい。
この「旅の仲間」フロドが指輪を受け継いでから、地下洞窟モリア、エルロンドのエルフの里、そこで選ばれた各種族の仲間が集まり、そして別れるまでを描く。
物語の始まりののどかなホビット村と黒の乗り手の描写が対をなすようで、闇の勢力の大々的な動きはないにもかかわらず、これからの始まりを予感させる。出て来る仲間たちもキャラクターがそれぞれあり、魅力的(名前を覚えるのが大変なほど多いけれど)。
いつまでも色褪せない冒険譚。 -
トム・ボンバディルが好きだ。青い上着に黄色い長靴でピョンピョン飛び跳ねる。柳じいさんにも歌を歌って聞かせるだけで、言うことを聞かせる事が
できる。
力のある者には違いないのだろうけど、自分の分を守って、自分の国から出ようとしない。哀しくて辛い選択。でも、そういう者がいるからこそ、故郷は守られているのだと現代の日本を顧みて私は思う。
七回目にして初めて、アラゴルンが「半白」だという表現に気付いた。映画に引き摺られてしまったかも。クルエラ・デビルの様な色合い?柄本明の様なごま塩頭?
追記 英語のペーパーバックで確認しました。
flecked with
という事は、「白髪まじりの」ごま塩頭ですかね。 -
馳夫、いいキャラだ。